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Taipei Tea Trip 2 老舗の新しい業態

竹里館の後、一度ホテルに戻り、次の目的地に向かいました。

1890年創業の茶葉販売店「有紀名茶(ヨウジーミンチャー)」。
その老舗が手がける新しいお店、
「Wangtea Lab(ワンティーラボ)」
です。


手沖-Pourover 高山烏龍茶 High Mountain Oolong Tea 2.3.3

ラボ、の名の通り、冷たいお茶に二酸化炭素や窒素を注入したドラフトティーや、細かく挽いた茶葉をエスプレッソマシーンで抽出したお茶など、実験的なメニューが展開されています。

ドリッパーを使って抽出した高山烏龍茶と、鉄観音を生地に使ったケーキのセットを注文しました。

メニューには「2.3.3」と数字の表記があります。
「発酵度.焙煎度.強度」の数値を表していて、全体的に軽めのお茶ということですね。

お店の前が公園で、窓から緑が見えて気持ちがいい。

サーブのスタイルがとても綺麗です。石のトレイにガラスのサーバーとグラス。

透明感のある淡い味わいに、ほのかに、華やかで甘い香り。
爽やかな後味。

ドリッパーは、ハリオのものを使っているようでした。

当初、ドリッパーを使うとなると、茶葉が湯に浸る時間は短くなるので、コーヒーのように茶葉を細かく挽いたりするのだろうか?と思っていましたが、そうではないようです。このティードリッパーは抽出時間をコントロールすることが可能なので、淹れ手が良い頃合いを見極めて提供できるのがメリットかもしれませんね。

ケーキもクリームも甘さを控えた軽い味わいでお茶と良い相性でした。添えられているのはパイナップルのドライフルーツで、花のような見た目も良いですし、軽発酵のお茶の香りとドライフルーツはとても良く合いますね。

伝え方と伝える事

なんというか、内装や器、抽出方法など、現代的でとてもクールな伝え方で、伝わって来たのは伝統的な台湾茶本来の美味しさでした。

高山烏龍茶、美味しいなと。

日本も伝統的なものが沢山ある国なので、この感じは、何かとても大切なことのような気がします。

また来たいです。

読んでくださってありがとうございます。





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