【随想】クルディスタンの風
クルドの人々について伝え続けているフォトジャーナリスト、安田菜津紀さんのインタビューより。
「伝えなければいけないたくさんの問題がありますが、私を引きつける何かがあるんです」
異国に住む民族の存在を“理解する”には、一筋縄ではいかない難しさもありますが、異文化に“思いを馳せる”ことは人間に与えられた想像力をもってすれば可能だし、素晴らしいこと。
戦争・紛争のために悲惨な境遇に置かれていることばかりが取り沙汰されがちなクルディスタンに住む人々ですが、もともとは豊かな自然の土地で魅力的な文化を誇る民族です。
わたしがこれまで中央アジアやモンゴル、中東などの地域に惹かれてきたのも、10歳の時から触れてきた「風の谷」が原点でした。同世代を生きる安田さんが語った言葉に、大きく共振します。
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