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【赤ちゃんのいるご家庭の方へ】災害時に知っておきたい情報をまとめました

こんにちは、BABY JOB株式会社のマーケチームのミモザです。

2024年1月1日に起きた石川県能登半島沖での震災では、多くの方が被害に遭われました。
度重なる余震だけでなく、津波や火災、土砂崩れによる二次災害もあり、その被害の大きさははかり知れません。
1人でも多くの方が、1日でも早く元の生活に戻れるよう、心から祈るばかりです。

今日は、少しでも誰かの役にたてればと思い、幼い子どもを連れて避難している方や、これから防災について考え直そうとしている方にとって、ためになる情報をまとめてお届けしたいと思います。


赤ちゃんと一緒に避難する時の豆知識

子連れの避難生活は本当に大変だと思います。
この豆知識が、どなたかのお役に立てれば嬉しいです。

おむつがない時はレジ袋で代用!

避難生活が数日続くと、おむつのストックが無くなってしまうこともあるかと思います。
レジ袋とタオルなどで代用が可能です。タオルを洗うことで、何度も再利用できますので、困った際は参考にしてみてください!


(画像引用:東京防災 P.202)

※レジ袋を切るためのはさみがない場合、10円玉を1枚ずつ左右の手で持って、引き裂くようにすると破ることができます!
(参考:警視庁「10円玉で袋を簡単に開ける方法」

哺乳瓶がないときは紙コップなどの使い捨て容器で授乳を!

哺乳瓶がないとき、コップを使ったことのない赤ちゃんでも、紙コップで授乳することは可能です!使い捨ての容器で衛生面を保った状態で授乳するようにしてみてください。

<紙コップ授乳の方法>

(画像引用:防災情報 moshimo ストック

※母乳の授乳について
ママも被災のストレスで、一時的に母乳の量が減ってしまうということもあると思います。赤ちゃんは、母乳の量が足りなくても、おっぱいを吸うことで安心しますし、吸う刺激によって母乳も出やすくなってくるので、焦らずにいつも通りのペースで授乳を行ってくださいね!

※粉ミルクの授乳について
粉ミルクは70度以上のお湯で調乳する必要があります。災害時にSNS上で、水で溶かしてカイロで温めるといった方法が流れているのを見かけますが、これは危険です!食品安全委員会のホームページにも記載されている通り、粉ミルクには元々”クロノバクター・サカザキ”という細菌が含まれており、乳児が感染すると最悪死に至る場合があります。絶対にやらないようにしてくださいね!(液体ミルクの場合はカイロで温めることが可能です。)

赤ちゃんのいるご家庭の方に知っておいてほしい防災知識

今回の震災の影響で、改めて防災について考えた方も多いのではないでしょうか。
赤ちゃんがいる場合、おむつやミルクなども準備しておかなければならないので、どうやって備蓄しておけばいいか悩みますよね。

防災リュックには何を入れる?あると便利なものリスト

①液体ミルク
先ほどもお伝えした通り、粉ミルクは必ず”70度以上のお湯”で調乳する必要があります。避難所でお湯が用意できない場合もあるので、液体ミルクがあると安心です!

②使い捨て哺乳瓶・コップ
哺乳瓶が洗浄できない場合も想定して、衛生的に使える使い捨ての哺乳瓶やコップを用意しておきましょう!

③温め不要のベビーフード
そのまま食べられるタイプのベビーフードやおやつを用意しておきましょう。赤ちゃんもストレスでなかなか食べてくれなくなる可能性があるため、普段から食べ慣れているものにするのがオススメです!
スプーンが付いていないベビーフードの場合は、使い捨てのスプーンや紙皿もあると便利です。

④紙おむつ・おしり拭き・防臭の袋
1週間分のおむつがあると安心できます!併せて、おしり拭きはもちろん、臭い防止のために防臭の袋も用意しておきましょう!おしり拭きはお風呂に入れない避難所生活で、顔や体を拭くのにも活用できます。

⑤母子手帳・保険証のコピー
災害時にケガをして病院にかかることもあるかもしれません。普段から使う母子手帳・保険証は防災リュックの中には入れておけないため、あらかじめコピーしたものを入れておくと慌てずに済みます!

⑥着替え・バスタオル(授乳ケープ)
避難所では衛生面の心配もあるので、いざという時におくるみや毛布代わりになるバスタオルもあると安心です!
また、授乳室が設置されていない避難所もあるため、授乳ケープがあると便利ですが、ない場合はバスタオルで代用することもできます。

⑦おもちゃ
防災グッズとしては忘れてしまいがちですが、大きなストレスがかかる状況で、おもちゃや絵本は子どもに安心感を与えてくれます。ぐずったときにも使えるので、子どもだけでなく大人のストレス軽減にもつながります。余裕があれば入れておきましょう!

サイズアウトや賞味期限切れが気になる?上手な備蓄方法とは

おむつや着替えのサイズアウト、ミルクやベビーフードの賞味期限が気になってなかなか防災リュックの準備ができない、という方もいるかもしれません。

そんな方にはぜひローリングストックを試していただきたいです。

ローリングストックとは?

ローリングストックは、普段から少しずつ備蓄しておく、という方法です。

<オススメの方法>
●液体ミルクやベビーフード
定期的に購入し、外出時や旅行・帰省などの際に使いながら、備蓄する
●おむつ
サイズアウトしそうになったら、防災リュックのものを使うようにする
※おむつを卒業した子でも、災害のストレスでおむつが必要になることもあります。おむつを使わなくなっても、しばらくはストックしたままにしておくことをオススメします
●着替え
少し多めに買っておき、普段からある程度の数を防災リュックに入れておく

ぜひ参考にしてみてください!

最後に

BABY JOBでは、これまで防災に関するアンケート調査と、子育て中の方に向けた防災に関する発信を行ってきました。
今後の被害が拡大しないよう、私たちのまとめたデータが何かのお役に立てればとても嬉しいです。

【関東大震災から100年、9月1日は防災の日】災害時に乳幼児・妊産婦が使える「福祉避難所」を知る保護者はたったの7.8%
【11月5日は津波防災の日/子育て中の保護者にアンケート調査】津波の際に避難するための”津波避難場所”を知っている人はたった3割。

被害に遭われた方が少しでも早く、安心して生活を送れるよう心から願っております。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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