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【読書】「あたりまえなことばかり」池田 晶子(著)

池田晶子の哲学エッセイ。
プラトンの著書を読んだ甲斐あってか、以前より内容がわかり始めている、ような気がしている。それでも考え足らずなところがほとんどだが。

普段から「わからないこと」を自覚するようになり、「わかるようになりたい」と思えるようになったのも、おそらくこの方の影響によるところが大きい。要するに、恥ずかしさが逆転した。

そういえば、もうすぐ池田さんの命日か。久々に会いに行こうかと思う。

考えさせるためには、驚かせるしかない。驚かせるためには、自分が驚いていなければならない。驚きを知っている人だけが、驚きを教えることができるのだから、知らないと知っている人だけが、教えることができるということである。ここにもまた、ソクラテスのパラドックスが現れる。

本文より

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