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321.子どもたちの声を聞いてほしい。子どもたちから子どもたちと、愛する人たちへの最後の手紙

1.ある遺書から


 
社会全体にいじめの構造が深く浸透しています。暴力は身体に傷を負わせて、その傷の深さが見えますが、言葉の暴力で受けた傷の深さは、けっして見ることはできない分、その影響力はすざましいものです。
 
次に六つの遺書を原文のまま紹介します。
 
(一)学校のみんなへ
 
この手紙を読んでいるということは私が死んだということでしょう。
私は、この学校や生徒とのことがとてもいやになりました。
それは、三年生のころからです。なぜか私の周りにだけ人がいないのです。
五年生になって人から「キモイ」と言われてとてもつらくなりました。
六年生になって私がチクリためなのか差別されるようになりました。それがだんだんエスカレートしました。一時はおさまったのですが、周りの人が私をさけているような冷たい気がしました。何度か自殺も考えました。
でもこわくてできませんでした。
でも私はけっしんしました(後略)

 
 
(二)二〇〇五年九月に六年生(一二歳)の女の子が首つり自殺をしました。
 
六年生のみんなへ
みんなは私のこときらいでしたか?
きもちわるかったですか?
私は、みんなに冷たくされているような気がしました。
それは、とても悲しくて苦しくて、たえられませんでした。
なので私は自殺を考えました・・・(後略)

 
 
(三)二〇一三年一〇月に定時制高校一年の男子(一八歳)が携帯電話のメモに書き残して自殺しました。
 
今日で死ねる。
やっと楽になれる。
俺は金に殺された。
金なんかなかったらいいのに・・・。
 
お父さん一人にしてごめんな。
今まで苦労かけた。
でももう心配せんでいいで。
長生きしてな。
今まで育ててくれてありがとう。
 
おばあちゃんにもいっぱい心配とか苦労かけた。
今までありがとう。
長生きしてな。
 
こんなん書いてたらキリがないな。
そろそろ逝くわ。
みんないろいろありがとう。
んでごめん。

 
 
(四)一九八六年二月に中学二年生(一三歳)ショッピングセンター内のトイレで首つり自殺しました。これは金銭の強要があった事件です。教師も一緒になって〈葬式ごっこ〉なるいじめをしていました。
 
家の人へ そして友達へ
とつぜん姿を消して申し訳ありません。
詳しい事については〇〇とか〇〇にきけばわかると思う。
 
俺だってまだ死にたくない。
だけどこのままじゃ「生きジゴク」になっちゃうよ。
ただ俺が死んだって他のヤツが犠牲になったんじゃ、いみないじゃあないか。
だから、もう君たちもバカな事をするのはやめてくれ、
最後のお願いだ。
 
 
(五)二〇一四年一月に中学一年生の男子(一二歳)が、小学校四年生から三年間に及ぶいじめに疲れ果て自殺しました。最期の場所に選んだのは弟たちと野球を楽しんだ広場にある電柱。首をつって自殺しました。自殺の一週間前にカラスに突かれていた子猫を家に連れ帰る優しい少年だったといいます
 
最近生きていくことが嫌になってきました。
クラスでは「貧乏」や「泥棒」という声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります。
それがもう三年間も続いていて、もうあきれています。
それに、毎日おもしろおかしくそいつらは笑っているのです。
そう言うことでこの度死ぬことを決意しました。
私が、死んだ後のものは(弟二人の名前)で分けて下さい。
机にある小判は私だと思って持っていて下さい。
(弟二人の名前)は僕の分まで長生きして、いい職について下さい。
いつも空から家族を身(原文のまま)守っています。
 
さよなら
いままで育ててくれてありがとう
母さん父さん

 
 
(六)二〇〇六年八月に高校二年生の女子(一六歳)が自宅マンションの八階から飛び降り自殺をしました。彼女はいじめを受けて自殺をしたのではなく、過去のいじめの影響で突然パニック症状などの障害が現れ、自らの命を絶ちました。過去のいじめの恐怖、記憶が忘れられなかったのです。
 
まま、大好きだよ。
みんな大好きだよ。
愛している。
 
でもね、
もうつかれたの。
みおこの最後のわがままきいてね。
こんなやつと友ダチでいてくれてありがとう。
 
本当にみんな愛しているよ。
 
でも、
くるしいよ。

 
 
 
(六)二〇一〇年六月に中学三年生の男子(一四歳)は自宅のトイレのドアに、赤いボールペンで大きく書いた張り紙を残し、自ら命を絶ちました。遺書によると、いじめに遭っている友だちを救えなかった苦悩と、その友達を助けようとしたことで、共にいじめに遭う苦しさを、最後の手段として訴えました
 
俺は「困っている人を助ける・人の役に立ち優しくする」、
それだけを目標に生きてきました。
でも、(中略)E(友達の名前)のことも護れなかった・・・」
俺はEをいじめた、A、B、C、Dを決して許すつもりはありません。
奴等は、例え死人になっても必ず復讐します。

 

 

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言葉によるいじめ、暴力など他人を著しく傷つける行為がウイルスのように広がっていく時代になりました。
同時に「なりすまし」「偽物」「フェイク」などの画像やメールなどが出回りまるでカオスの様相を帯びているネット社会。
また、皆様もご存知の通り「偽物メール」なども大量、いや無限に近く飛び回っています。
今や、銀行や郵便局の偽メール、アマゾンやメルカリ、国税庁の偽物請求メール、裁判所からの金品請求の偽メールが出回り、市や都からの偽物メールなど多くの人たちが、混乱しています。
さらに、「本物ぽい偽物」などは何とか見分けがつきますが、「偽物ぽい本物」などはまるで見分けられないという問題が生じています。
一番の被害者は、子どもたちです。それを確認できないお父さんやお母さんたちにも問題があり、子どもたちは何も知らないまま犯罪に手を染めてしまったり、人を傷つけてしまいます。ぜひ、お読みください。本内容は、全国の都道府県、市町村、学校、NPО団体、中小企業、noteの皆様、クリエイター、個人の方々を対象としているものです。また、全国の職員研修での講演先のみなさまにもおすすめしています。
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