見出し画像

いつもより、ちょっと勇気が出る2月

去年のバレンタインに、はじめて本命チョコを贈った。
はじめて。はじめて誰かに本命のチョコを贈った。

彼とはアメリカに留学していた時に出会った。
渡米した数日後、他大学から来た日本人の子たちと大学で会ったが、
彼を目にした時
「え、かっこいい人がいる、え」
と、目が離せなくなった。一目惚れだった。
いけない。早く目を逸らさないと不審に思われてしまう。
あれは、一目惚れというものだったんだと思う。うん。

彼に、後日私の第一印象を聞いたことがあった。
彼は、わたしの前髪を長く伸ばし、立ち上げている髪型を見て、「ウェイだ、イケイケの大学生がいる!😥」と思ったらしい笑 なんだそれw
同時に、留学先の大学で他の日本人がいることにショックを受けたそう。
悪かったねww カリフォルニアは知名度もある場所だし、西海岸ということもあってか留学生の受け入れは多く、日本の学生もまた多く来ているのだった。

それから彼とは図書館で一緒に勉強したり、一緒に帰ったりなど、一緒に過ごす時間が増えた。(懐かしい。)
一目惚れなので、まず見かけから好きになった私だが、彼の穏やかな性格、なんだか話が合うところ、一緒にいて心地がよいところが相まって、もっと一緒にいたいなという気持ちが強くなっていった。

周りの友人たちは、どれくらい気付いてたんだろう。いや、ほとんど気付いていなかったようだ。当時一緒に留学していた友達に彼への気持ちを言えるようになったのは去年なのだが、みんな「気づかなかった!」と言っていた。意外にも気づかれていなかった。まあ、誰かの気持ちなんて、そんなもんなのだろうか。(もっとも、一人の友人からは「そういえば彼と一緒にいる時、あなたはクネクネしてたかも。」と言われたのだが🙈)

だが、そんな淡い気持ちを抱き続けた留学の日々は終わりを迎えた。彼とはもう一緒に帰れなくなる。。私のこと忘れちゃうかな、もうあんまり会えなくなっちゃうかな。。当時のことを思い出すと、とても寂しく切ない気持ちになる。
帰国の日を迎え、彼とはそれまでのように会えなくなってしまった。
まあ、予想してたけど。。寂しいよね。寂しかった。

好きとはなんなのだろうか。留学が終わって数年経っても、その気持ちがまだあるみたい。次に好きな人が現れなければ、なかなかupdateできないものだ。

そんなとき、去年の1月に占いを受ける機会があった。(かなり)見える、当たるという霊能者さんで、母も姉もみてもらったひとだった。
彼女に、好きなひとがいるんです、彼との相性を見てもらえませんかと頼んでみた。そして、彼女に彼の名前、生年月日を伝えさせてもらった。(勝手にごめんよ!)
彼女は、チャネリングカードを使って教えてくれた。

「留学中、恋人のような雰囲気になった時はないですか?」

「彼は、あなたの声や所作に色気を感じたようです。」

「チャンスがあれば、告白をしてみてください。」

え!!え!!
ええええ 恋人?雰囲気?色気??
私、告白していいの。。。??

彼女に言わせると、私が女性でないということで、「私なんか。。」と自らの身をひいてしまったから、その後どうにもならなかったらしい。私が自分に自信がない、自分のことを好きじゃないと、なかなか運気をあげるのは難しいみたい。

そうなんだ。。でも彼はストレートなんだろうって思ったから、、
実際、彼は私も恋愛対象にみてくれるのだろうか。。そんなグイグイいけないよお😢 自分は彼に見合わない、相応しくないのではと思ってしまう。でも、その気持ちが彼を遠ざけるという現実を引き寄せてしまったのなら、、

叶えたい恋なら、やっぱり自分の考え方変えないといけないのだろう。

その後、彼を含め複数人でzoomをする機会があった。そのタイミングで、彼にLINEして、バレンタインを送っていいかと聞いた。
私はこのとき、やめてほしいとか、冗談だろとか言われるのを覚悟した。だけど、彼からの返信は「そんなに気を使わなくていいよ、でも住所教えておくね」と言うものだった。
ありがとう、ほんとにありがとう。気を使ってるのではなく自分のためでもあるのよ、、笑

ブラウニーが好きだと以前話していたから、何か美味しいブラウニーをあげたい。
でも私、ブラウニーなんてあげたことがない。まして本命のチョコなんてあげたことない!
どうしよう、どうしよう。友人にたくさんおすすめのお菓子を聞いて、、だいぶ時間をかけて探した。
そして、当時あげたのがこれだった。こんな高級なブラウニー、自分で買ったことすらない。でも喜んでもらえるといいな。無事に届くといいな。

https://www.tokyu-dept.co.jp/ec/p/SC1F-PHILI211107


もちろん手渡しと行きたいところだったが、相手は遠距離片思いの彼。
コロナの状況では、飛行機に乗ってハイと渡すことは叶わない。
なので東急さんから郵送することになった。
その後、お礼とともに無事に届いた連絡が来た。
翌月には、律儀な彼のことなのでホワイトデーをくれた。(クッキーサンドが5つ入っていたが、実は一粒万倍日に一つずつ大事にいただいた。そしてお菓子の空き箱は、今も大事に取っておいてある。フフ)

* * *

そしてそして。今年も2月14日が来る!
私にとっては、いつもよりちょっとだけ、勇気を与えてくれる日だ。
プレゼントを贈るのに何の言い訳もいらない、いとも自然に、自分の気持ちを乗せて贈れる記念日だと思っている。

結論は、今年も彼に贈れることになったのだが、今年は彼に贈っていいか聞く以前に、連絡が取れず。。今年はあげられず仕舞いかな。。
今日zoomをしていた友人にそんなことを話したところ、なんとこのzoomに呼んでみる?とのこと。そして、あろうことか彼が参加してくれた!笑

ハァァ 
私の驚き・喜び・ドキドキ・ワクワク・ちょっぴり恥ずかしい気持ちは言うまでもない。そしてその後、二人でzoomをできることになった(!)。彼に「バレンタイン今年も贈ってもいいですか?」と聞いてみた。
彼はどんな気持ちを受けたかわからない。少し恥ずかしがるような気持ちもあったかもしれない。ためらうような気持ちもあったかもしれない。
それでも「いいよ、毎年ありがとう/ごめんね」と言われた。
彼は実際どう思ったのだろうか。でもとりあえずは今年も贈ってOKということになったので、ありがたく今年も贈ろう。

前提として、「好き」という気持ちは、言葉に出さない限り、伝わることはないと思う。漫画『ちはやふる』でそんなことを言っていたから。。

「伝える」「伝わる」はルールの向こう側にある

ちはやふる 9巻53首

変な感じて伝わったらいやだ、もう彼は私の気持ちに気付いたってるかな、なんて思うときもあるけど
でもわたしは告白するなら直接、彼の目を見て言いたい。告白なんて、したことないんだけどね。。

今年あげるチョコを探そう💝

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?