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私の転職物語その3 農業との両立は?仕事は孤独?初めてのテレワーク就職体験記!

いよいよ地方創生に関わる仕事をテレワークで行う会社に就職することとなりました。
兼業農家になると決意し、テレワークの仕事探しから電撃決定。
(ここまでのいきさつはコチラ↓)

地方創生の仕事自体はやりたかったことですが、テレワークならではの壁にぶち当たることもありました。
一時期は本当につらい時期も。

それでも続けられたのはやりたかった仕事という事と「テレワーク」ならではの解決方法でした。

いきなり農業との両立に暗雲?!不安と孤独に蝕まれる日々!

テレワーカーとして仕事し始めたのは7月の半ばのことでした。
地方創生の部署は立ち上がったばかりという事もあり手探り状態。

そんな中で時期的に自治体のプロポーザル最盛期ということで、入社後すぐに企画書を作りまくる日々が続きます。
毎日頭を使いすぎて、初めて知恵熱を出す羽目に。

さらに8月も後半になると、梨の収穫も最盛期に突入します。
ただテレワークなのとフレックスタイムなこともありなんとかこなせてはいました。

朝、収穫をして昼にテレワーク、夕方に出荷作業をして夜にテレワークといった日々。
忙しいといえば忙しかったですが、やる事が違う上に体を動かして頭を動かすという事がお互いのリフレッシュになり意外とこなせてはいました。

しかし厳しかったのが1日中、1人で仕事をし続けるということ。
企画書を作りながらも「これでいいのか?」という思いや「他の人は自分の仕事ぶりをどう思っているんだろう?」といった不安に感じる日々が続きます。
同じ部署の人とはリモートでのミーティングで話をするのですが、仕事の話がほとんどで腹を割った話もできない状況。

そして夏が終わり9月に末になると、とうとう体調を崩してしまい会社を休む羽目になってしまいます。

テレワーカーは1人じゃない!仲間は全国に!

体調を崩して1週間、テレワークを休んでしまいました。
病院で診断してもらい持病の肝臓の具合が悪かったので、休めばよくなるとのこと。

ただ、精神的にも参っていたのでオンラインでカウンセリングを受けるなどしていました。
この時は1人で悩んでいましたが、実は他のテレワーカーさんは心配していたとのこと。

テレワークの孤独から解放されたのは「そんな日もある」という言葉!

復帰した自分に連絡をくれたのは、面接の時から何かと気にかけてくれた総務の方で、最初から仕事のやり方などを相談しており、自分にとってはメンター的存在。
自分の悩みや不安を話すと「そんな日もある」と自身の話をしてくれました。

「私もうんうん考えながら1日何回もコーヒー豆を挽いて、それしかしなかったなって日がある」。
「あ、自分だけじゃないんだな」とその言葉を聞いてスッと心が軽くなったのを覚えています。

さらに「他のテレワーカーの人と仕事だけなじゃくてもいいので、ミーティングすればいいよ」や「東京のイベントに出展するからおいでよ。みんなにも会えるよ」と誘ってくれました。

テレワーカー同士の会話で元気に!

実際に他のテレワーカーの方と仕事以外でオンラインミーティングをしてみたところ、思いのほかいい事が。

自分と同じ様なことで躓いた話をしてくれたり、「あの事ならあの人が詳しい」と他の人を紹介してくれました。その流れでいろんな人と話が出来、少しずつ自分が抱えていた悩みも解決。

今までの会社勤めでは考えられないのですが、仲間が全国にいるという状態で心強いと思える様になっていきます。

テレワークだからこそ「リアルの集り」が活力に!

そして11月には東京のイベント出典の手伝いという名目で本社を訪問。
鳥取から東京までの出張は若干の緊張と高揚感に包まれていました。
本社やイベント会場では、普段PC越しにしか見ない面々が。

顔しか見ていなかったので背丈や服装、動きなどが新鮮に感じました。
普段メガネの人がコンタクトだったりするとちょっと感動。みんなは一様に僕の身長に驚いていました。(身長185cmですがテレワークだと顔しか映らない)

そして夜は懇親会でしたが、会社としても全国から人が集まるのは初めてだったらしく、異様な盛り上がりに。
この夜はとにかく楽しかったのを覚えています。

懇親会のケータリングが豪華すぎた

テレワークは「ちゅうど良い距離感」で円滑な人間関係!

これらを体験して「テレワークなら社内の人間関係がちょうど良い距離感で形成できるのでは無いか?」と感じました。
勿論、仕事をきちんとした上での話ですが。

距離感はラジオに似ている

テレワークのミーティングは多くの人が参加しますが、話をするのは基本1人なので、1対1の様な感じになります。
大勢の会議でも、さながらラジオのパーソナリティとリスナーの様な立ち位置といったところ。

また普段会わない事もあり新入社員の方にも「さん付け」で敬語から始めるのが基本です。仲良くなったら愛称や砕けた口調で話しますが、基本的には話しぶりは丁寧。

テレワークだから会えばテンションも上がる!

テレワークなので国内の様々な地域の人と話が出来ますし、たまに海外在住のテレワーカーさんとも話が出来ます。
様々な地域特性が聞けるのも嬉しいところ。

そんな中なので、リアルで会うと「いつもPC越しで見ているあの人」と芸能人にでもあったかの様なテンションになります。

農家としてのメリットもあるのがテレワーク!

そして農家としても良かった点は、全国に自分の作った作物のファンが出来るということ。

自分が農家という流れから、作った梨を食べてもらい「美味しい」と言ってもらえるのは嬉しい限りです。

中々、別の地域の消費者から面と向かって(PC越しですが)言ってもらえる機会はないのでこれはラッキー。

テレワークでは良い距離感を保ちながらお互いに敬意を表して接する事が出来ます。
さらに農家としても良い相乗効果が。

この経験が「農家テレワーカー」として働いて行こうと決意する経緯でした。

まとめ

農家とテレワークを両立する兼業農家としてやっていくことは多くのメリットがあります。

  • 農業だけでなく世間の常識を知れるので誤った行動をしにくい

  • 全国(たまに世界)の人とコミュニケーションを取れるので、様々な情報が入る

  • 他の地域の人に自分の作物を食べてもらえ、ファンになってもらえるチャンスがある


勿論、やる事だけでなく考えることも多くなるので忙しいと感じることも。
それでも僕にとってはメリットの方が多いと感じるので、この生き方を続けていきたいと思っています。

懇親会の景品で当たったおろし器と驚く猫

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