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3.テレワーカー式「農業技術検定試験2級を1ヶ月で合格する方法」~その3 ビジュアル大作戦〜

農業技術検定2級をずぶの素人状態から1ヶ月で合格するため、テレワークのミーティングから着想を得た勉強方法を行って早3週間が経過しました。

1週目にテキストとして活用した「新版 果樹栽培の基礎」を読み込む。
2週目から3週目には過去問をひたすら解くという日が続きました。
(過去記事はこちらから↓)

そして迎えた試験まで残り1週間となった最終週。
この段階になってもどうしても躓く問題がありました。
それが「病害虫と生理障害」。

こればっかりは果樹の状態と病名などを暗記しなくてはならないからです。
今回は暗記問題をリスト化してビジュアルで克服した方法と1ヶ月の試験勉強をやり遂げた理由を紹介。

試験勉強の為、活かしたテレワークMTGの方法を活用


暗記問題は「リスト化」して覚える!ビジュアル大作戦!


これまで教科書がわりにしていたテキスト「新版 果樹栽培の基礎」にも果樹の品目ごとに「病害虫と生理障害」は記載されていますが、ほとんどが文章による説明です。

しかし実際の問題には、病害虫に被害に遭った果樹の画像からその種類を回答するという形式。

テキストでの「病害虫と生理障害」に関する記載
実際の「病害虫と生理障害」に関する問題


この様にテキストを読み込んでも過去問を解けない(覚えられない)状態が発生します。
病気の名前と症状は分かっても、果樹がどの様になるかが覚えられず不正解になってしまうという状況。

これはテレワークで言うところの、データを説明することに似ていると考えます。
運用方法や稼働時間、稼働人数など事案のデータを紹介する際に文章(ワード)だと画面上のどこを見て良いか分からず、充分な認識できない事も。
そこで項目事に分けたデータをリスト化(Excel)することで「事案」には「何が」「どのくらい」「どの様に」を分かりやすく、見やすくできます。
そこからこの「病害虫と生理障害」も「現象 )」は「病名」「発生条件」「症状詳細」などの項目に分けてリスト化していくこととしました。

作成した「病害虫と生理障害」のリスト


その結果、リストをビジュアルで覚えることに成功。
果樹に起こった「現象」を見ることで病名や症状が文章で頭に浮かんでくる様になったのです。
データをビジュアル化することで分かりやすくなると同時に覚えやすくなるという方法を活用。

ラスト1週間で苦手な暗記問題も何とか克服できる様になりました。

試験勉強にくじけそうなときでも頑張っていれば結構、応援してもらえる!


1ヶ月間の試験勉強の中で、何度か壁にあたり「まあ、このくらいでいいか」と思う日もありました。
時には勉強中に「もうこのくらいでいいか」と思い、予定より早く終わることも。
日中は学校の授業や実習を行い、朝や夜はテレワークをしているので疲れもたまってきます。
そんな中で壁にあたると「まあ受からなくても頑張ったし」と手を抜いたり寝てしまう事も。

そこで勉強を寮の自室から食堂で行うことにしました。
「食堂なら寝ないし、寝たとしても学生さんの夜の点呼では絶対起きる」という考えで食堂で勉強することに。
テレワークで言うところの食堂をコワーキングスペース代わりにする様な感じです。
食堂の食事時間が終わる夜7時過ぎからテキストと過去問、お菓子を持参して毎日向かう様に。
するとたまに、食堂に降りてくる学生さんと話をしたりもする様になっていきます。
農業大学校で寮生活を送っていますが、僕のいるのは社会人寮で学生さんとは別棟。
学校の教室以外では食堂が共有スペースとなります。

食堂には共有Wi-Fiが通っているので学生さんもゲームをしたり動画をみたりするスペースにも。
そんな中でテキストを広げて勉強しているのだから、物珍しく見えた様で「何してるんですか?」と声を掛けられる事があります。
その流れで世間話をしたり、お菓子をもらったり、応援されるなど交流も発生。
時にはモンゴルからの留学生さんからお菓子をもらう事もありました。
農業大学校らく差し入れがリンゴだった時はちょっとグッときましたね。。
この様にただ勉強をしていただけですが、普段授業や実習でもあまり関わらない学生さんからも応援される一幕もありました。

そうすると少しずつペースも上がっていき「これでいいか」という気持ちも減少。
毎日の試験勉強に張り合いも出てきた事が1ヶ月真剣に取り組めた大きな要因です。

リスキングは仕事や家事など時間が足りなかったり、肉体的にも負担がかかるのでどうしても妥協しがち。
続けていくためには1人でやるのではなく、周囲に知ってもらったり発信して応援してもらうことが非常に大切だと感じました。

もっと難しい問題に取り組めば今までの問題が簡単になる!~鉄下駄作戦~


農業技術検定2級の過去問に悪戦駆動していたある日。
同じコースの2年生の学生さんに「参考になるか分かりませんが」と農業技術検定1級の過去問をもらいました。
試しにやってみたらさすがに難しい...。

1級の問題はさらに難解


それでもテキストなどを見ながら答えを理解して2級の問題に戻ると不思議なことが起こります。
今までよりもスラスラ解ける様になり「2級の問題って簡単かも?」と思う様に。

2級の問題は複数の答えから「正しい回答」を選ぶのですが1級は「間違った回答」を選択するというものです。
正しいパターンが複数個あるので、より難解に感じるということ。
1級で頭を使い続けた結果、2級の回答が単純に思える様になっていきました。
この状況、鉄下駄を履いて生活していたら勝手に足腰が強くなるといった感じ。
この作戦のお陰で2級の問題に対して考えすぎて間違えるなどが減少していきます。

ちなみに1級の過去問をくれた学生さんは、僕が通う農業大学校の中では唯一学生にして農業技術検定1級を合格した秀才。
本人は何気なくくれただけですが、このおかげで一番大事な「自信」が付きました。
さらに1級合格の学生さんからは自身が使っていた過去問題と解答のリストももらえることに。

1級の過去問題に関するリスト。これがかなり役立ちました!


試験勉強の方法をテレワーク仲間に聞いたことと、農業技術検定1級合格者の資料をもらえたという2つの出来事が今回の試験勉強において重要なターニングポイントだったと思います。

まとめ


農業の用語もほとんど分からなかった素人が1ヶ月間勉強し合格率20%程度の農業技術検定2級に挑戦。
壁に当たりながらの試験勉強も終わりいよいよ試験当日を迎えます。
次回は試験当日の様子から試験結果についてを予定。
どんな結果になったかを紹介します。

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