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承認欲求とメンズエステ

現在、適応障害で休職している。
心を病んでしまった理由は過度な承認欲求であったのではと思い致り、承認欲求に関する本を何冊か読んでみた。

「他者にとって都合の良い自分を追い求め過ぎると、過度な自己犠牲を代償としてしまう。360°全方向への期待に応えるのは不可能で、結果心がパンクしてしまう。」というのがいくつかの本の示唆している所であった。
それらの記述はごもっともであるが、「明日からAさんとBさんの期待には応えない。嫌われていいや!」と割り切るのは難しいなと思った。そもそもそこが割り切れるのであれば、心を病んで休職なんてしていない。
また社会では「承認された!」と実感できる機会があまりに少ないなと感じた。当たり前だけれど、タスクを完了しても頭を撫でてくれる様な人間は存在しない。

他方異性関係では、承認を証明するゴールが明確だなと思う。
デートに行って、キスなりそれ以上の行為を出来たら、男として承認されている感覚がある。(女性の場合は大事にされている事を実感出来る態度や行為なのだろう。間違ってたらごめんなさい。)
性風俗では規定のサービス以上を受けると、承認されている感覚に陥る。(錯覚する。)
「本当はダメなんですよ、、」と言われながら、プラスアルファのサービスを受ける事で、自分が特別だと感じる事ができる。(ホストクラブやアイドルファンも同じなのだと思う。違ったらごめんなさい。)
近年メンズエステが流行っているのも、その理由なのだろうなと思う。表向きなサービス規定を下げて、多くの客の承認欲求を満たしているのだろう。
何より多忙な時期に、僕がマッチングアプリやメンズエステにハマってしまったのはこの様な理由だと思う。

「世間がお前を苦しめているのに、お前は世間に認められたがっている。地獄やなぁ。」
最近見た映画「笑いのカイブツ」の印象的だったセリフだ。
地獄と開き直って進めるまでに、僕は何をしたらいいのだろうか。希望はまだない。

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