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アンチセグメンテーション オーストラリア留学で感じた事

大学生の時、オーストラリアの語学学科に留学していた。

そこには英語を学ぶために、世界各地から色々な人種の学生が集まっていた。
東アジアの学生も多く在籍し、日本、韓国、中国の学生も多くいた。

その留学生活で強く感じたのが、東アジア間の微妙な関係である。
仲良くしようとする人、歪み合う人が混在していた。
歪み合う人は決して多くないのだが、その不安な空気は我ら東アジアの学生に影響を与えるに必要十分であった。(今思うと僕の思考の偏りもあったと思う)

僕は「なぜ先祖のイザコザで、前途有望な僕らが縛られなければいけないのだろう」と憤りを感じた。
我々の間に存在する薄く強化な膜が鬱陶しくて仕方なかった。

僕の見解としては、日本人にも良い奴もいればクソ野郎もいる。それは韓国人も中国人も同じで、良い奴もいればクソ野郎もいる。
しかし自分の所属していない組織でクソ野郎を発見すると、たちまちその組織全員がクソ野郎に思えてしまう。そんなバイアスと僕は闘い続けたいと思った。


そんな事を考えて過ごしていたら、一向に英語は喋れるようにならなかった。
お父さんお母さんごめんなさい。

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