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【閑話】棚からぼた餅

もう25年ぐらい前のことだ。

ある日、違法左折したタクシーに轢かれて緊急入院した。

それから2ヶ月ほど病院食にお世話になった。

それまではほぼ3食外食で不規則な生活が続いていた。

ところがどうだろう。病院にいて、3度3度規則正しくバランスの取れた食事。あれほど好きだったコーヒーもなく、ケーキなどの間食も一切できない。

それまで何となく胃腸の調子が体調もすぐれなかったのに、あれよあれよという前に健康になっていった。

不幸中の幸いというか、棚からぼた餅というか。

食の大切さ、規則正しい生活の大切さを身をもって知った貴重な病院生活だった。

堤未果さんが新しいルポを出した。お題は食である。25年前より複雑怪奇な状況に私たちは追い込まれているらしい。帰国したら読みたい一冊だ。

以上