Nudge

"Nudge"とは、「肘で軽く押す」のような意味で使います。 日々…

Nudge

"Nudge"とは、「肘で軽く押す」のような意味で使います。 日々、僕たちは決断の連続で生きています。 このチャンネルではその決断に命令はしないですが、"肘で軽く押す"ことぐらいをして決断や思考の手助けをすることが目的です。 あなたの困りごとを軽くでいいので肘で押させてください。

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あなたは幸せですか?

あなたは幸せですか? こう質問されたときに何と答えるのが正解かわからないが、大体予想できることがある。 それは、あなたが恋人に浮気された事を知った直後にこの質問をされたとしたらあなたは「幸せじゃない。」と言うだろう。 気分を晴らすために散歩をしていたら、後ろから声をかけられた。 とても可愛い女性の方だ。一緒にご飯を食べ、家に帰る。家に帰った時、あなたは幸せですか?と聞かれたら「はい!幸せです!」と答えるだろう。 何が言いたいのか。 あなたは幸せですか?と言う質問であなたが幸

    • 愛とは

      さて、題名を見てクリックされた皆さん。今回は「愛」って何?というテーマを統計学の視点から紐解いていこうというお話であり、むしろ統計学に近い話をしていく。 つまり、愛という例えを使って統計学の相関関係と因果関係を説明するという話しだ。 愛に真剣に考えていた人には申し訳ないが、愛について真剣に考えてる人が統計学に思いも寄らない形で遭遇するのも悪くないし、ロマンティックだろう。 さて、今回は最近巷で流行っている相関関係とか、相関係数とか。 それってなんなんだ?って事を話す。 ま

      • 自信なんていらん

        自信があれば、なんでもできると教育されてきただろうか? もし、そう教育されてきたならば、それは科学的には間違いであり、メンタルなど、様々なものに悪影響を与えるんだ。 それから自信を持てと言ってくる奴は、無能な教師か詐欺師かのどちらかだから信用する必要はない。 さて、今回は自信を持つ事でどのようなデメリットがあるのかという事を話し、どのような人達が自信という薬に歪まれやすいかを話していきたいと思う。 前提として、この世界というものは過去の事象を元に予測する事以外予測するとい

        • 人と話す事のデメリット

          トイレについて説明してくださいと言われどのように説明するだろうか。 大半の人は、排便する場所などという大まかな事を説明するだろう。 その反面、あなたは生まれてからトイレとは長く付き合っているはずだが、 トイレのそれしか説明できないなんて事はないだろうなぁ? あなたはあなたが思っている以上に知識がないし、説明もできない。 なにも波動方程式について説明してくださいなんて事を言っているわけでもないのに。 それってなんでだろう、と言う事について。今回はそんな記事である。 そして、

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        あなたは幸せですか?

          怒ると成績が伸びると思い込んでる大人へ

          あなたはいつも勉強しない子供だった。そして、テストの通知が家に届くといつも親に怒られ、泣き崩れる。親はそれをみて「ここらへんにしよう」と決めて怒る事を止める。 次のテストも終わり、テスト通知が家に届いた。前回よりも点数は良かった。もちろん、親にも怒られずに済んだ。 この状況を俯瞰的に見たあなたに質問。 テストの点数が良くなったのは親が怒ったからだと思うか? あなたは上の質問にどう答えるだろう。 僕は多くの人にこの質問にはYesと答えて欲しくない。あなたも愚かな大人にならな

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          あなたは合理的か?

          壺の中に50個のおはじきがある。そのうちの20個は赤、30個は白である。 あなたは目を隠した状態でランダムに1個おはじきをとる。 どちらの色のおはじきを取る確率が高いか?という問題を出された時、大半の人は白と答える。 この「50個のおはじきの中に20個の赤おはじきと30個の白おはじき」という元々の比率を「基準率」という。 さて、問題だ。 Q1,リンダは31歳の独身女性。外交的でとても聡明である。専攻は哲学だった。 学生時代には、差別や社会主義の問題に強い関心を持っていた。ま

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          いくら考えても結局好きなものに行き着く

          前にヒューリスティックの話をした。難しい問題を「簡単な質問に置き換える」というある種の"思考のプロセス"である。 とても便利で使いやすい。 しかし、この便利機能はすぐに扱い方を間違えさせるという話もした。 詳しくは、前の記事を見てくれ。(題名は忘れた) 今回は、その類の話だ。 さて、あなたは感情を動かされるとその情報を過大に評価する。 アメリカのある統計によると、雷で死ぬひとは集団食中毒で死ぬ人より25倍多い。 他には、あるアンケートをとったところ、病死は事故死の18倍に達

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          今流行りの論破

          ここ数年で世間の「論破」に対する捉え方が変わってきている感じがする。 論破をしたいと思う人が増え、相手を論破することを楽しみ、論破という方法を使いその人よりも優位に立ちたいと密かに思う人は増えたのではないかと思う。 その表れとして、「論破法」みたいなことを解説する人が増えたり、誰かが誰かを論破した動画はとても再生回数が多い上に、勝手にコメント欄などで自分の意見を語り、コメント欄でも論破争いが繰り広げられている。 見苦しさが賑わっている。 なんのために議論をするんだろう。も

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          あなたの中の感覚が壊れる時

          40~60の間で好きな数字を思い浮かべてください。 じっくり思い浮かべたら、ある質問に答えてほしい 坂本龍馬が亡くなった年齢は、何歳だと思うか? と言う質問だ。 さぁ、あなたはなんと答えるだろう。 答えは1836年~1867年まで生き、31歳で亡くなった。 40歳や50歳ぐらいで亡くなったと思われたのなら、あなたは僕の作戦にまんまと引っかかった。 あなたは、まず何を考えただろう。40~60の間の数字を思い浮かべた。 そして、あなたはなんの根拠にもならない、ただ思い浮かべた数

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          あなたの直感は砂で作ったお城よりも儚い

          あなたは日常生活の中で、どれぐらい"直感"に頼るだろうか。 それに関する論文はまだ見つけた事はないが、多分、日常の大半を直感に頼っている事と思う。 それはそうだろう。あなたは彼女(または彼氏)とデートの最中、彼女(または彼氏)がここの飲食店に行ってみたいと言われた時、あなたはリュックから髪とペンを出してここの飲食店がハズレでない確率を計算したりしないだろう。そこの飲食店の外見、何を売っているかで入店したりすると思う。 ここで言う直感は、「ある状況が判断材料を与える。その判断材

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          〇〇をするとお金も増える

          あなたは、面白いエピソードに惹かれる。 この記事タイトルに食らいついてきて、そうじゃないとは言わせない。 ところで、あなたは"希望"があるだろうか? あるとしたら素晴らしい。 一般的に、希望とは、未来に望みをかけることを指す。 現代においては本屋に行けば、希望が溢れる話が溢れている。 今回は、そんな希望とやらにあなたが引っかかるメカニズム、そして希望がいかに儚いか、最後にはその希望に取って代わる薬を紹介しようと思う。 あなたはなぜ、ギャンブル、夢や希望という概念に惹かれる

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          考える時間パラドックス

          多分、このパラドックスは僕しか知らないであろう。 その理由は、僕が発明したからだ。 まず、このパラドックスがどんな事なのか、説明しよう。 あらゆる科学技術が発展してきて、僕たちは昔に比べたらとても"暇"な時間が増えた。 車や電車、飛行機などの乗り物、情報伝達の速さなど、あらゆるものが速くなった。 なぜ、僕たちは速くするのか。それは色々な理由があると思うが「便利」だからだ。 はやく情報が伝わった方が便利だし、速く移動できた方が便利である。そして、余った時間を有効的に扱うことが

          考える時間パラドックス

          他人よりも自分をを疑え

          なぜか、本のタイトルみたいな題名になってしまって、少し嫌気が差しているが、まぁ、良いだろう。 あなたは、日々、大量の選択、決断を繰り返してきた。 そして、その選択と決断は自分の記憶、もっと言うと、 自分が過去に、聞いたこと、見たこと、感じたこと、の中で記憶している事から選択、決断をしている。 今回の本題はここからだ。 あなたの過去の記憶からしか選択、決断できないことは当たり前だ。 しかし、あなたは、それが全てだと思ってはいないだろうか? そして、それが正解かどうかもわから

          他人よりも自分をを疑え

          女性よりも男性の方が〇〇に強い

          この〇〇の中に入るのは何でしょう?と言われて何と答えますか? 多分、大半の人は「数字」と答えるのではないでしょうか? もちろん、こんなの、思い込みにすぎません。 このように、多くの人に浸透している固定観念や思い込みの事を 「ステレオタイプ」と言います。 他にもステレオタイプがあり、それが人種差別などの差別、戦争などと 間接的に関わり合っていると思われます。 しかし、その反面、ステレオタイプが良い事に働く場面もあります。 それは、認知的負荷の軽減です。 僕たちのいつの間にか浸

          女性よりも男性の方が〇〇に強い

          あなたは見慣れたカエルの方が大好き

          あなたはアマゾンに潜んでいる色が綺麗なカエルとそこらへんの沼地に住んでいる緑のカエル、どちらを触りたいと思うだろう。 相当のカエル好きでないのならば多分、後者を選ぶだろう。 前者のカエルと後者のカエルで違うのは色だけだ。 それにも関わらず、後者を選ぶ人が多分、多くなるだろう。 なぜだろうか。 先に結論を言ってしまうと、「認知容易性」と言う効果が発動するのだ。簡単に言うと、あなたは慣れ親しんだものを好むのだ。 もちろん、上の2つの質問には、「認知容易性」だけが働いているわけで

          あなたは見慣れたカエルの方が大好き

          シャー芯 目

          あなたはこの2つの単語を見て痛々しくなっただろうか。 もし、そうなったのであれば気の毒だ(ちょっと嬉しい)。 前回のおさらいをちょっと。 スーツをピシッと着込み、 忙しそうにするために街中をスタスタ歩き、 誰もわからないであろう難しい横文字をめちゃめちゃ使い、 胸を張ってブランド物で身をまとっている、 からと言って合理的ではないし、むしろ不合理な選択をいっぱいする。 という教訓を読者は得たと思う。 さて、今日からは、そんな"頭が良い人"と思われている人達の頭の中を開けてみ

          シャー芯 目