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子どもに迫る貧困

貧しい子どもが増えている

先日実家の沖縄に帰ったときのお話です。
友人と有名なタコライス屋さんに行きました。

「大阪から来ました!いっぱいたべてね!」
「ハワイから来ました。是非使ってください」

といったメッセージ付きの食券
レジ前にたくさん貼り付けられていました。

これは何?と友人に聞くと、
「お家に帰ってもご飯がない子どもたちのためだよ。」
「今は本当にそういう子が多いみたい。」
と教えてもらいました。

この食券は子どもしか使えないようですが、
恥ずかしくて子どもたちはあまり使おうとせず、
親に促されて使う子が多いそう。
友人の旦那さんは中学教諭なので、
そういった子たちを目の当たりにしているようです。

海外の話で、コーヒーを買えない人のために
善意でコーヒー代を払っておくという
コーヒーショップがあると聞いたことがあります。

そのときは「へー。優しい世界だな。」
くらいにしか思っていませんでした。
しかし、いざ地元でこのコーヒーショップと似たような取り組み、
しかも子どもたちの貧困対策だと知り
大変ショックを受けました…

沖縄は子どもの貧困が全国平均の2倍と言われています。
また離婚率が高く、全国平均を下回る最低賃金です。
さらに、物流の関係から物価も高い。(スーパーの野菜高すぎ)

この状況をみると、
一人親世帯の子ども達は貧困になること必至です。

しかしこれは沖縄に限った話ではありません。

世界と比べる日本の相対貧困率

2023年、世界各国の相対貧困率のデータが示されました。
OECD(経済協力開発機構)が加盟国を中心とする
37カ国のランキングです。

日本の相対的貧困率は15.7%
これはG7(主要7カ国)の中で最悪の数字であり、
先進国で最も貧困率が高いというデータです。

超少子高齢化社会である日本。
賃金は上がらないのに今後も社会保障の負担は増える
といった負のループに陥ることは容易い想像です。
年々、全国のこども食堂の数も増えています。

今回調べて初めて日本の貧困率が高いことを知りました。
貧困は個人の問題ではなく、社会全体の問題です。
一人ひとりが貧困を理解することから始めていくことが
大切だと感じました。

少しでも満腹笑顔な子が増えますように・・・👦👧

お読みいただきありがとうございました🕊




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