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手術・・・ついに審判の日がやってきました・・・

ついにこの日がやってきました。朝からついに来たかという感じで、とても怖かったです。
2023年5月10日(水曜日)です。運命の日がやってきました。担当の看護師(毎日変更する担当看護師とは違い、私についている看護師さん(H.Nさん:多分20代後半から30代前半のある程度ベテラン看護師))と一緒に手術室(病院の4Fにあります。)まで歩いて行きました。
正直、今すぐ、逃げ出したかったです。本当に恐怖でした。前の日に下剤を飲んでいたのにうんこが出なかったので、手術直前に無理矢理トイレに行って、少しでも出そうとしました。緊張と恐怖で言葉が出ませんでした。ええ歳したオッサンが泣いて逃げ出したいと本気で思いました。
手術室の前で本日の手術に携わってくれる先生や麻酔科の先生が挨拶をしてくれました。執刀医以外の先生もたくさんいました。多数の人たちが私の手術に携わるんだと認識しました。

手術が失敗すれば・・・

この手術が失敗すれば、私は永遠に目を開けることなく、そのまま火葬場に直行で骨になるんだなと思いました。恐ろしかったです。
手術を受けた(4年前に手首の骨折で手術をしています。)のは初めてではないですが、命に関わる手術は初めてでした。以前受けた手術とは段違いに緊張感が違います。
手術台に登る時、足が震えていました。生まれて初めて、本当の意味で死の恐怖を体験しました。
俺の今後の人生は終わるのか?、それとも復活するのか?、一体どうなるんだろうと考えながら手術台に登り、気づいた時には、麻酔が効いて手術が終了しHCU(高度治療室)に入っていました。

手術が終わって・・・

正直今思えば、いろんな多数の検査から手術が終わるまでは、苦痛や恐怖は一瞬でした。長くても数時間です。だから、耐えることは、そこまで苦痛ではありませんでした。
本当の苦痛は術後から始まるということを私は知ることになりました。

手術後の状態

まずは、手術後気がつくと身動きができない状態です。天井を眺めているだけです。もちろん、寝返りなんて打つことは不可能です。絶対安静だからです。
それと、いろんな体の部分に苦痛と違和感があります。
それもそのはずです。首に二種類の太い点滴、肝臓とお腹に静脈カテーテル、尿道に尿道カテーテルが通っているわけです。管が5本も体にブッ刺さっているわけです・・・
苦痛と違和感で気が狂いそうになります。これが、なんと、管が全部抜けるまでに1週間かかりました。それでも、早い方だと言われたくらいです。
苦痛と違和感で眠ることもできません・・・本当に辛かったです。この手術で一番辛かったことです。
トイレに一人で行けません。身動きが取れないので、背中や腰が痛くてたまりませんでした。
本当に2度とこんな体験したくないと心底思いました。

手術の成功

色々辛かったですが、手術自体は成功したということです。私が生きているということ自体手術の成功を意味します。CTだけではわからなかった、小さな癌も取り除いてくれたそうです。
7cmの小さい方の腫瘍ですが、現状では悪性の癌ではない。経過観察で見ていくことになりました。
ですので、とりあえず、体の中に癌細胞と言われるものは、全部取り除いてくれたことになります。とてもありがたく感じました。ありがとうございます。
レベルの高い良い病院と良い先生(ドクター)に恵まれたなと本気で思いました。

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