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小説たち

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ニュイの書いた小説達をまとめています。
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#日記

その日、世界の曲線はぐにゃりと曲がって消えた

その日、世界の曲線はぐにゃりと曲がって消えた。曲がって消えたその先の景色は、これまでとは…

〜雨の日の出逢い〜喫茶琥珀での出来事2

田舎から都会に出てきて、3ヶ月。 わたし箕田詩織は地方の大学を卒業したあと、 京都のとある…

目つきのするどい勝又くんと、わたし7

勝又くんと会ってからまもなく、長い夏休みが始まった。 本当なら高校生活初めての夏休みは楽…

目つきのするどい勝又くんと、わたし5。

勝又くんに会いたい… 勝又くんに会えなくなれば、会えなくなるほど、会いたくて仕方なかった…

オンライン飲み会

夜の8時、月が空高く登った晩に俺はパソコンの前にいた。 目の前にチューハイとつまみを用意し…

シャルレ二番館のすれ違い

「外に出たい」 まるで地面を突き破って、出てくるセミのように。 外は曇り、気温は20度 いつ…

小説の書き方について

こんにちは! 初めましての方も、 そうでない方もお立ち寄り下さり、 ありがとうございます! わたしは自称もの書きとして、 仕事の合間にこうして文章を書いています。 皆さんはどんなふうに小説、そして文章を書いていらっしゃるでしょうか? 小説を書くには、何かを身近なものや興味のあるものを題材にしたり、パッと閃いたことをかいてみたりと色々な方法があると思います。 そんな中でも今回は「シャルレ二番館シリーズ」の休憩も兼ねて、どんな風に普段わたしが小説を書いているかについてお話

シャルレ二番館の闘いたい学生

古く煤けた畳のうえに大の字に寝転がってみる。もう1週間近くまともに外に出ていない。 辺り…

シャルレ二番館の出会い

when the night has come and the land is dark… 夜が訪れて 大地が暗くなるとき And the mo…

それは田舎暮らしを決めたひとりの男性の朝の話し。

夜が明けようとしていた。 ヒュゥ…プクプクプク…とケトルの音が鳴り ほんのり熱めのお湯で…

わたしだけのご主人様

最近雨がシトシト降ってるわ… 「あぁ、これはね梅雨というんだよ」 窓越しから外を眺めてい…

わたしだけのメイド

「ゴ主人サマ…温カイ紅茶ヲオ待チシマシタ」 たどたどしい日本語が愛らしい。 小雨が降る中…

春の訪れと追憶

それはとある施設に立ち寄った帰り道のこと。 琵琶湖がどこまでもつづく湖岸沿いの道を車で走…

そら豆と雨空

ムール貝とそら豆のパスタを、ひと口食べた。 外は雨、細かい粒の雨が地面を叩きつけている。 外の景色を窓越しから眺めながら そら豆を口の中でほおばっていると、 独特の甘みとまろやかさが口の中いっぱいに広がっていった。 オイル仕立てのムール貝とそら豆のパスタは、今月のパスタの一品だ。 あっさりとしているのに、塩気もちゃんと効いていて素材の味が活かされている。 こじんまりとした店内に、眼鏡をかけた細身の店主が立っている店。 知る人ぞ知るお店なのだろうが、この店のパスタは旨い。 この