日本史B 中世4 鎌倉時代の生活と経済
Ⅰ武士の生活
館(やかた):武士の住居
佃(つくだ):武士の直営地
給田という租税が免除されていた土地
分割相続が主流であり、血縁関係が非常に大事にされていた
女性が所領を相続することも一般的であった
惣領(そうりょう)制
惣領:一族の代表 将軍は惣領と主従関係を結ぶ
庶子(しょし):惣領に率いられる一族の者たち
Ⅱ地頭の荘園侵略
地頭は鎌倉時代中期以降に荘園侵略を始めます。
荘園領主はこれを防ぐために手を打ちます。
地頭請所(うけしょ):荘園の管理を地頭に任せること
下地中分(したじちゅうぶん):地頭と荘園領主が土地を折半する
下地中分の方法
和与中分:話し合いによる折半
強制中分:裁判による分配
どちらも地頭の土地の影響力が拡大し、荘園侵略が加速する形になった。
酷い土地管理を行う地頭が現れた
紀伊国阿氐河荘民訴状(きいのくにあてがわそうみんしょじょう)
地頭の悪政を荘園領主に訴えた
Ⅲ鎌倉時代の農業
二毛作(にもうさく):同じ田時期をずらしてに米と麦を植えること
西日本を中心に行われた
肥料の普及
刈敷(かりしき):狩り取った草を田畑に敷いて肥料にした
草木灰:草木の灰を肥料にした
家畜の利用
牛や馬を農作業に使用した
名主(みょうしゅ)の権限強化
古代からあった名主の権限が強い時代
名主は耕作の際に下人を使って名田の耕作を行う
作人と呼ばれる小規模の農民は名田の耕作を請け負った
Ⅳ鎌倉時代の商業
定期市の開催
初めは月一回の開催だった
後に月三回の三斎市(さんさいいち)となる
見世棚(みせだな):常設の小売店舗
問丸(といまる):輸送や商品の中継ぎ、委託販売
為替(かわせ):遠隔地取引での支払い手段
借上(かしあげ):金融業者
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