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主よ、人の想いよ書き文字よ

最近誰かの手書き文字を見たのはいつですか?

at オフィス

テレワークが始まって、
固定電話がなくなって、
電話連絡はチャットでされて…

他の人の手書き文字をフイに見ることがなくなったなぁと。
携帯電話もない、のどかな時代に
駅には「伝言板」という黒板があったけど…。

と思って先日新京成電鉄に乘ったら、
「伝言板」が現役だった!使う人いるのかな…?

この話ぜひバッハの「主よ、人の望みよ喜びよ」を
BGMにお読みクダサイね!
味わい深い読後体験になることを約束します!?

偉人の生涯と筆跡カレンダー

さて皆さんはミサワホームが1988年から制作している
「偉人の生涯と筆跡カレンダー」をご存知でしょうか?
私は昨年たまたま知り、今年の発売を心待ちにしていました。

筆跡カレンダーとは?

“筆跡カレンダー”というくらいなので、
カレンダーの肝である数字がすべて本人の字!
ワオッ!

それって、どういうこと?
その種明かしは
“手紙や日記などに残したサインや数字を収集しデザイン化”
したものだそうです。

カレンダーは数字が主。
世界にはあまたのフォントがあるものの
それが、画家や建築家の字なんて…
狂喜乱舞な出来事(ワーッショイ!ワーッショイ!)

過去にはゴーギャン・モネ・ルノワール、
日本人では宮沢 賢治や夏目 漱石の名も。
またベートーヴェン・モーツァルトなどの音楽家も選ばれ
くだんのバッハは
1989年“世界の音楽家”シリーズに登場しています。

百聞は一見に如かず。
過去のカレンダーギャラリーでぜひどうぞ…
飽くことなく眺められますデスネ…ハイ。

これを見ていただくとわかるように各月、
右下に大きく“サイン”が入っているのですよ!

これが!
これがっ!!
たまらなくサイコー!
しかも毎月、違う筆跡のサイン。

だってさ、だってさ、これからの年末、
我々は「第九」をたっくさん耳にしますよね?
そのベートーヴェンのサインを見たことある?って話です!
(答えは、2020年偉人の筆跡カレンダーにある!)

とにかくワタクシ、
以前「建築家の絵と字」というZINE(壁新聞?)を
作成したくらいですので、
サイン(署名・字)が大・大大好物!

2024年のカレンダーは誰?

しかもですよ!
来年2024年カレンダーが取り上げる“偉人”は
マティスです(ヒャッホー!)。

今年の東京都美術館での国内20年ぶりの展覧会も記憶に新しいですが、
来年も国立新美術館での展示がひかえています。
マティスあたり年!
(24年はマティスの没後70周年)

「マティスを嫌いな人っているのかな?」
と言いたくなるくらいみんな好きじゃない?
このカレンダーの解説によれば、
ポップアートの旗手と言われたあのアンディ・ウォーホルでさえ
人生に何を心から望むか?と問われ
「マティスになりたい」と答えたそうですよ。
もう、今年のベストバイ間違いないね!

見どころ

といように本当に何度見てもおいしい…
見どころ満載なカレンダー。
見飽きることがありません。
他にもポイントはいくつかあって、

1.モノクロでインテリアを邪魔しない
住まいのプロ、ミサワホームがインテリアとして
活用できるようにデザインしただけあって
ポイント以外はモノクロメインとなっていて、
インテリアになじみます。

 2,日本の暦(祝日)に対応
海外のステキなカレンダーも多いですが
そうすると、カレンダーの肝である祝祭日に対応していないことが難です。
しかし、こちらは日本製のため祝祭日は赤字と、
ユーザー目線で使いやすさ◎ 

3,50×50スクエアサイズ
50cm角と大きめサイズのため
一枚でポスター効果があります。
また長方形ではなく正方形…
ただそれだけでスタイリッシュに感じる魔法✨

世界最古の広告デザイン国際賞•
ニューヨークADC賞入選も
値段も1980円と良心的♡

人の想いよ書き文字よ

ほんっと、サインってその人柄の一端をを表すようにおもいます。
字が大きいから大胆とかそういう単純なものではなくて…。

***

来年秋の郵便料金値上げで、
郵便量が著しく減っていることが話題になってますね。

年賀状も届かなくなって、
書き文字ってますますめずらしくなるのかなぁ。

私が最近作ったZINEはほぼ手書きで
それが「懐かしい」と言われます。

手書きだから温かい…とは思いません。

ただフイに目にした付箋紙メモとか
落とし物の買い物メモとか
ちょっとだけはみ出ちゃってるラフさ…
…みたいなのは自分のつくるものの
最終的に目指したいキブン・境地です。

という”私の想いと書き文字よ”なお話でした!

(おしまい)

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