さりげなく年齢を知りたいとき、おおかみの世代では
「幼稚園の頃はまだ写真は白黒だったよね～」
という手があった

おおかみの写真は小学校ぐらいからカラー

これが
「白黒の写真なんかありませんよ～」
という人は昭和40年代半ばの生まれだな～とか、
「小学校の写真は白黒だね～」
という人は昭和30年代前半の生まれだな～とか
そんな感じ

これがミレニアム前後に生まれた我が子の世代になると、写真がデジタルかアナログか。そしてデジタルの画質や画素数がどの程度かという違いになる

1900年代生まれのブーの場合、生まれた頃の写真はアナログ。ネガが大量に残ってる

ミレニアムなフーの場合、生まれた頃はまさに過渡期。デジタルもあったけど、画質はフィルムカメラのほうが圧倒的に良かった

2000年代生まれのウーの場合、もう生まれた頃からデジタルカメラ。D40とか黎明期のカメラだったけど、今見ても耐えられる画質にデジタルも追いついた

デジタルになると、写真にかかるコストが半端なく下がる。フィルムの時はシャッターひと押しン十円だったのが、ある意味タダに近いくらいになる

あかちゃん時代の写真の枚数はブーがいちばん少なく、ウーは山のようにある。けれども、かけたコストは、ブーがダントツ

親の愛情を枚数で測るか、お金で測るか

ブーにはお金で測って欲しい。ウーには枚数で測って欲しい
フーはデジタルとアナログのハイブリッドで撮りためた愛情を感じてくれ…

そうやって増えていったおおかみ家の家族写真。ビデオも合わせると4TB近くの量となった。恐ろしい。とても全部見直すことはできない

でも、これから生まれてくるあかちゃんは、さらに大量のライフログに直面することになるんだろうな

これだけ写真があるんだから、少しは役立てられないかと、良さげな写真をフォトストックサービスに上げることに

サラリーマン時代にCreative Cloudに慣れ親しんでいたので、その流れでAdobe Stockを使ってみた

ブーが生まれた頃の写真はフィルムスキャナーで読み込んでいたものがあるのでそれを使い、デジカメで撮った画像はそのままアップロード♬

結果、2006年くらいまでの写真は全滅…昔のデジカメは画素数も足りてないものが多いし、足りてても画質が悪くてはじかれる

2007年くらいからは画素数、画質的にはイケてるのがそこそこあった。しかし、ここで大きな問題が…

著作権で保護されているものが写っているとNG

口もないのにHelloと叫ぶ猫ちゃんが胸にどーんと印刷されてる、真っ赤なトレーナーとか着ていたらOUT！

伊達政宗の兜みたいに、帽子に謎の三日月マークがついていてもOUT！

2008年頃のウーは、帽子に間抜けなクマが壺持ってUoohとか言ってる絵が入っていたので、ほぼ全部の写真がOUT！

…いちばん可愛い盛りだったのに

結果、Adobe Stockの厳しい審査を通ったのはこんな画像

おばあちゃん手編みのニット。これならどこにもマークは入ってない。背景も真っ白だから何も写りこまない

こんな写真、そうそうあるかいっ！

…かくして、老後資金の足しにならんか？というおおかみの目論見は、桜吹雪のように儚く散ったのであります

こども達はキャラクターの入った洋服大好き♬
気に入ったら寝巻でも幼稚園へ着てっちゃうぞ ♪
氷が張る真冬に、口なし猫のビーサンでもお構いなしだ！

…でも、もし、おおかみのようにこどもを使ってストックフォトに乗り出そうというパパさん、ママさんがいたならば

かわいい子には無地を着せる

ことをおススメします♬
そして無地をおススメする理由はストックフォトだけじゃあない

ブーの結婚式、ネズミの国で執り行われた

結婚式と言えば新郎新婦のこども時代の写真である
ブーも4TBの中から写真を厳選。大変だったろうなぁ…親の愛情が深すぎるってのも、こどもにとっては大迷惑である

そこで問題になったのが著作権。ネズミ以外のブランド、キャラクターが写っている写真は基本的にNG！

口なしの猫ちゃんはOUTである。トロロもマックロクロもハンキョトンもOUT

もちろん、消しゴムマジックで消せばいいんだけどね
今のあかちゃんが大きくなるころには、レタッチできれいに消せそうな気はするけど

でも、まあ、将来的にどこかで何かに写真を使うことを考えたら

かわいい子に無地を着せるのは正義！

だと思ふ

ちなみにおおかみは無印良品ムジの回し者ではありません。あしからず

ここからはAdobe Stockを題材に、実際にどのような写真がコレクションに採用され、どのような写真が不採用になったかご紹介

Adobeは１枚１枚の写真について、不採用の理由を事細かに教えてくれるわけじゃない（Adobeが示している「却下される一般的な理由」はこちら）

だから、「ここまでなら大丈夫！」っていう際際きわきわなところは、正直わからない。採用/不採用を繰り返す中で推測するしかない

ここでは、実際に採用／不採用になった画像を提示して、少しでもストックフォトと著作権の関係を感じてもらえれば…と、採用/不採用の境目っぽい画像を集めてみた

おおかみの”推測”は書いてあるけど、本当のところは中の人にしか分からない…ということはご了承のうえ、興味があればご覧になってください

知的財産権の侵害で不採用の例