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【沈金師 春日友子】を推す


今日の記事は推し活です。
見出し画像はakkiyさんからお借りしました。


沈金
、って聞いたことありますか?
私は彼女にあうまでは知らなかった言葉です。

言葉としては知らなかったけど
それらを目にしたことはありました。
漆塗りのお椀や重箱、我が家にはありませんでしたが
ご家庭によっては代々使い継がれた重箱があったりしませんか?

それらには、美しい金の絵柄が描かれていませんか? たとえば

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こんなの

ね、見た事ありますよね! 直に見てなくても、テレビとか本とかでもね。

こういった漆器に絵付けをする伝統技法のひとつを沈金と言うそうです。
物を知らない私は、そういうのをぜんぶ蒔絵だと思ってたんですね(汗)
検索してみたら、蒔絵にも種類があったり、様々な技法があるんですね。

⇧こちらのページがわかり易く紹介してあるので参考になりそうです。

沈金(ちんきん)とは、江戸時代から日本に伝わる伝統工芸の一つです。
塗り終わり完成した漆器に専用のノミを当て、文様を彫ります。
全て彫り終わってから漆を接着剤に、彫った溝に金粉を沈めます。「金」が溝に「沈む」ことから「沈金」と呼ばれる、漆芸の加飾方法の一つです。
彫る加飾技法のため、光の当たる角度によって表情が大きく変わる事が大きな特徴と言えます。

伝統工芸とは、その形状を最低100年保つことが出来なければ「伝統工芸」と呼ぶことは出来ません。
(沈金師 春日友子さんのnoteより抜粋)


では、本題の推し活 はじめます。

⇧沈金師 春日友子さんのnote

⇧沈金師 春日友子さんのホームページ

noteの記事「私の沈金にかける情熱と夢」の中で
彼女は以下のように語っています。

輪島漆芸技術研修所は、人間国宝の技術伝承者を養成することを目的にした機関なので、私が幼い頃から抱いていた後継者不足への問題意識をクリアするためにも、最適な学び舎だったと思っています。
1年目は素地、きゅう漆、蒔絵、沈金という、漆に関する基本技法を学びました。この時点では4つの選択肢があったわけですが、2年目からの選考を「沈金」に定めました。ここで、ようやく「沈金師」を目指す決意をしたわけですね。

中略

沈金以外は制作過程での進度が目に見えにくく、せっかちな性格の私には合わなかった。その点、沈金は彫ったら彫った分だけ成果が目に見えてわかるので、私にぴったりでした。

中略

時代に合わせた柔軟性も必要だとも考えていたので、他の方があまり取り組まない技法にも積極的に挑戦してきました。
例えば、人物をモチーフにした作品の場合、色が反転した「ネガ」の状態で彫るのが沈金の世界では一般的です。
でも、私はどうしても「ポジ」の状態で彫りたかった。それは、その作品に「生きて欲しい」という願いを込めたかったから。


⇧は彼女の代表作、キース・リチャーズをモチーフにした「A MAN」
これは「ポジ」で彫るという挑戦で身に付けた技術が土台となった作品で、
いつかキース・リチャーズ本人がみてくれたら、と願っています。

事実、この作品は、第20回記念日本・フランス現代美術世界展入選
第52回欧美国際公募クロアチア美術賞展推薦 を果たし
海外でも展示されることになりました。

そして今年、初めて挑戦した「サロン・ドトーヌ」に入選
今年の秋にはパリで作品が展示されます。

⇧こちらが入選作品です。
ぜひ、こちらのnoteを開いて作品の全容をご覧ください。

この夏、沈金技法の実演を間近で見ることが出来るチャンスがあります!

しかも、今回は実演を見るだけではなく
プチ沈金体験もできる、スペシャルな企画になっています。
体験で作った作品は後日の受け取りになりますが、
郵送対応も出来るそうなので、少し遠方の方でも参加しやすいと思います。

私も11時からの回に参加します。
残席わずかですので、気になる方は早めに問い合わせしてみてくださいね。

沈金にはめちゃめちゃ熱い思いをほとばしらせている彼女ですが、
動物好きでにこやかで、少しのんびりとした口調の素の部分も魅力的です。

この記事が少しでも沈金を知るきっかけとなると幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

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