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ルーフトップ作品紹介「ラッカは静かに虐殺されている」

私は30過ぎて、デンマーク留学を決意しました。当時はいい年して留学してよいのかとか、まあいろんなことを思いましたけれど、

このご時世、年齢に囚われて自分のやりたいことやらないほうが
馬鹿馬鹿しいなと思えるようになったことが留学の一番の成果かもしれません。

留学中に難民の問題について色々しらべていました。
というのも、ヨーロッパにいると難民はそこらじゅうに本当にたくさんいるんです。

シリア難民についての思いはデンマーク中に書いていたブログがあるので
そちらご参照ください。さて、何人の人がこのブログ読むかな

上記は2年前。今は、今年の3月になって、ISの威力は縮小しました。アメリカトランプ大統領も勝利宣言をし、米軍駐屯を縮小しているという。。。

さて、という長い前置きで作品紹介!

「ラッカは静かに虐殺されている」

これをルーフトップでやること自体がだいーーーーぶ挑戦であると思っています。ものすごい残虐なシーンが出てきます。

あらすじ
5年間での死亡者が43万人にものぼる戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦に肉薄したドキュメンタリー。シリア北部の街ラッカを過激思想と武力で勢力を拡大するイスラム国(IS)が制圧し、ラッカの街はISの首都とされた。かつては天国と呼ばれ、穏やかだった街は爆撃により廃墟と化し、残忍な公開処刑が日夜繰り返されていく。匿名の市民によって結成されたジャーナリスト集団「RBSS」(Raqqa is Being Slaughtered Silently=ラッカは静かに虐殺されている)は、海外メディアも報じることができないこの惨状を国際社会に伝えるべく、スマホを武器に街が直面している現実を次々とSNSに投稿。そのショッキングな映像に世界が騒然となったが、RBSSの発信力に脅威を感じたISはRBSSメンバーの暗殺計画に乗り出す。

私は最初のシーンがとても好きです。屈託なくて、夢があって。
私たちと同じような「普通」の生活が彼らにもあったし、
それがなくなるなんて夢にも思わなくて。

そこから、情勢は悪化。
「ラッカは静かに虐殺されている」のメンバーの無表情さ、でもこころの中で国を思う気持ちの強さ。

それは私がインタビューをした多くのシリア人と共通するものでした。
「国に帰りたい。大切な人を守りたい。」
「自分の居場所は、難民先にはない」

これが地球の裏側でおきている、リアルなこと。

この作品もルーフトップシネマでご鑑賞ください!









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