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神に仕える者がお伝えするホットクックのヘビロテメニュー

ホットクックが神レベルになったと話すと「よく調理してるのは奥さんだから、オマエは神に仕える者やろがい」と言われる。確かに仕えっぱなしである。

レベル上げ期間は(妻が)いろんなレシピに挑戦してきて、試した種類ではどの家庭にも負けていない自負がある。正直、「美味しいけど、わざわざ手間かけるほどでもないよね」「出来なくはないけどホットクックの強みを活かしてないよね」というメニューもある。

カンストした今や、レシピの種類も収束してきた。我が家で作り続けているメニューは選りすぐりな気がするので紹介してみる。※もちろん好みや生活スタイルによって合う合わんはあるので、挙げてないものがダメという話ではない。

即席めん(インスタントラーメン)

我が家でインスタントラーメンを食べることは無い。「即席めん」という自動メニューを使って、麦茶を沸かしたり、めんを茹でたり便利に使う。

動作としては、水を入れるとお湯を沸かして20分後くらいに報知音が鳴る。蓋を開けて具材を入れて、3分後に出来上がる。時間だけで言うと、正直コンロを使った方が早い。でも、火の番をしなくて良いというのは凄くラク。時短ではなく時産なのだ。

麦茶の場合は具材ではなく茶葉を入れる。麺であれば、そば、冷やし中華、ソーメンなど。暑い夏こそ火の番をしたくないので重宝する。

御作法としては「手動で作る→めんをゆでる→時間指定」が正しいけれど、我が家では選び慣れている「即席めん」を使い、パッケージ表記が7分茹であれば足りない4分を延長する。手数より認知的負荷なのか。

勝間先生もホットクックの麺茹でを絶賛しておられた。鍋より少ない水で出来るため、スパゲッティを茹でるのに高級塩を使っても勿体無くないという話だった。なるほどそういう世界観もある。

ヨーグルト

我が家では4人が毎朝ヨーグルトをモリモリ食べる。免疫力を高めるためにR-1など良さそうだけれど、いかんせんお高くつく。コストを抑えるには、おうちで培養するっきゃない。

牛乳を測るのが面倒になって豪快にパックごと1リットル入れると、シャバシャバめに仕上がった。牛乳750mL程度なら割とイケる。設定温度は変えられるけれど、初期値のままで問題なくできている。

ヨーグルトは週に2〜3回は作っている。発酵調理はキチンと殺菌すべきところ、直前に麦茶を沸かすと内鍋が整う。御作法としてはスプーンも一緒に殺菌するのが正しいところ、私は勢い付けてヨーグルトを振り入れてから、牛乳で共洗いにする。

ちょうど子供が水筒で持ってゆく頻度と合うので、連続技として麦茶→ヨーグルトルーティン化している。夕食後に麦茶を沸かして、寝ている間に6時間かけてヨーグルトを醸す。

にんじん(ゆで)

食卓に赤黄緑の3色が揃うと華やかに見えるのに、都合よく揃えるのは難しい。暖色系が足りない時に、にんじんがあると心強い。

「ゆで」と言っても、お湯の中で茹でるのではない。内鍋に切ったにんじんを直接入れて、大さじ3の水を入れると、水分を閉じ込めるホットクックの特長によりちゃんとゆでられる。

同じくブロッコリーも、3色揃えたい時の緑担当として活躍する。緑の野菜は早く取り出さないと色が悪くなるので注意。少量だと熱が通り過ぎて色が悪くなる気がするので、まとまった量がある時にやる。

温泉卵

家に居ることが多い妻は、ホットクックが空いていたら何かしら仕掛けるため、何にでも合う総菜のノミネートが多い。温泉卵はいくらあっても使い道に困ることはない。

大体のメニューは出来上がっても放置しておけばよいけれど、青物野菜や麺などスグ取り出した方が良いものもある。半熟卵も同じく放置しておくと余熱でゆで卵に近付く。それはそれで食べられるけれど。規定時間でもけっこう堅めの半熟なので、トロトロを求めるなら出来上がり前に取り出すくらいの勢いでちょうどよい。

具だくさんみそ汁

ようやくおかずのパートに入る。和食ならだいたい何にでも合うみそ汁。

子供に野菜を食べさせるべく具だくさんにしがちなところ、具を控え目にした方がみそ汁としては美味しいんじゃないかと気付いた(個人の感想)。具だくさんなのに具控え目とは逆説的やな。

朝ご飯派の人は、夜から予約調理で起きる時刻目がけて仕掛けるのもオススメ。目覚めた瞬間にあたたかいみそ汁が用意されているとアガる。

ビーフカレー

にんじんやじゃがいもが使うタイプのオーソドックスなカレーを推す。

ホットクックの特徴を活した代表選手は「無水カレー」というのが定説だろう。

無水カレーは水分を出すたまねぎやトマトを大量に使うため、甘酸っぱ目に仕上がる。子供のため甘口ルーを使わざるを得ないと、特にそう感じる。辛めのルーでちょうど美味しい無水カレーよりも、我が家ではビーフカレーが合う。

ビーフカレーで失敗しないコツとしては、ルーに記載の水分量ではなく、ホットクックのレシピに従って水の量を減らすこと。少ない水分を閉じ込めて作るので、水を使っていても無水のような濃厚さが味わえる。

子供に合わせて甘口ルーを採用しないといけない問題は、私が食べる時にガラムマサラ、クミン、コリアンダー、チリペッパー、ターメリックを自分の皿にだけかける対策をとったら、それなりに好きな味を出せるようになった。

これらの香辛料は、薬膳カレーを作るときに揃えたもの。自分で味が作れるんだと発見があった。

豚バラ大根

おかずは頻発すると飽きるのでレパートリーはそこそこ分散する。その中でも特に食卓に登場するのは豚バラ大根。

使う具材の種類が少なく、準備がラクで味も良し。難点を挙げると、季節によって大根が堅かったり苦かったりすると、素材の味がダイレクトに出てしまうので、子供の食い付きは悪くなる。

似たようなメニューとして鶏大根もおいしい。大根を切るサイズが違っていて、火の通り方を肉に合わせるべく大根の厚さで調整するのかと感心した。

ただ、鶏肉はヘルシオで焼くのが最近のブームなので、豚バラの方をノミネートさせた。

肉じゃが

決定ボタン連打で辿り着く王道メニュー。ホットクックは肉じゃがに始まり肉じゃがに終わる。

アレンジとして、肉は肉に、いもはいもに置き換えてもよい。例えば、山いもに置き換えてもホクホクで美味しい。ただ、じゃがいもと同じように作ると煮崩れたので、芋の種類に応じて大きめに切ることで煮崩れを避けよう

牛肉のしぐれ煮

牛肉があればコレというメニュー。レシピ通りではなく、我が家ではたまねぎやごぼうを追加して牛丼にしている。

無水ナポリタン

手数が多くて作るのはめんどくさいし、麺がくっつく失敗も多いけれど、味が濃厚で美味しいのでつくってしまう一品。

麺がくっつきやすいので、あらかじめオリーブオイルを絡ませておくとか、麺の方向を変えながら入れるとか対策をする。ソースも同時につくるパスタ全般について役立つかもしれない。

つぶあん

週に1度は調理していて、その9割は妻が食べきる。2時間煮込んで、ラスト30分で砂糖を入れる。

「出かけるので砂糖入れといて」と頼まれる。別の部屋で用事していても、COCORO HOMEの通知が砂糖を入れるタイミングを教えてくれる。BON JOVI「It's my life」を口ずさみながら、サビの部分で計量カップをひっくり返して砂糖をザバーと入れるのが好きだ。決定キーは押し忘れないこと。

一食分ごとラップに巻いて冷凍している。砂糖は控えめにつくると罪悪感少なめスイーツになる。妻はレンチンでホカホカにして、ハーゲンダッツの抹茶味を添えてもりもり食べる。子供にバレないようにキッチンでこっそり食べるのを見抜いて、スプーン一杯だけ横取りするのが好きだ。

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