スキをつけてくれている人のnoteをたまに見に行って思うのだけれど、note書いても読まれないと悩んでいたり、フォロワー増えないと悩んでいる人には共通点がある。

それは、話があまりおもしろくないのだ。

いや、バッサリ斬りすぎた。ごめんなさい。

つまらなくはないけれど、おもしろくもない。毒にも薬にもならない当たり障りのなさ、一見すると主張があるようでいて、読んでみると主張に根拠や思いが乗っていなくて上滑りしていることが多い。

そしてサラッと読んでブラウザをそっと閉じる。心に響かない時はスキは押さないと決めているので、申し訳ないがお世辞や付き合いでスキを押すことはしない。

じゃあ僕はおもしろい話をできているのか？と言われると僕もたいして上手ではないだろうし自信もそんなにない。冷静に見て、せいぜい中の下がいいところだろう。

でも上手ではないなりに、これはおもしろい気づきだからシェアしたい！と思ったことを書くようにしている。

毎日更新でおもしろい気づきを見つけ続けるなんて不可能だろうと思われるかもしれないが、実はおもしろさは世の中に無数に転がっていて、それに気づいていないだけだ。

日本国内だけで1億2000万人も人間が暮らしている。僕の住む東京などの首都圏だけで約4000万人もいる。朝の中央線は殺人的な満員っぷりだ。

これだけ色々な人間がそれぞれの思惑で暮らしているから、それこそ世の中はネタの宝庫だ。

コンテンツの一次生産者になる方法

そうはいってもどうすりゃいいんだよ！？と思うだろうから、少しだけ方法論を話しておこう。

正直にいえば、そんなの自分で気づけよバカヤロー！！！と張り手を繰り出したいところなのだけれど、みんな楽に知りたがるからこういう話はウケがいい。（ヒントその１）

わかりやすく言えば、コンテンツ＝情報にも野菜などの食材のように一次生産と加工品とに別れる。

同じニンジンでも畑からとれた状態と、乾燥させて粉末にしたりすりつぶしてピューレにした状態と、さらにそれを調理してスープにした状態がある。情報も同じだ。

で、情報のスープを美味しく飲んでばかりいるから、いざスープを作れと言われてもレシピだけを頼りに痛んだニンジンを使ったりする。そりゃ美味しくはならない。

畑の土づくりから始めろとは言わないが、せめて良さそうなニンジンを選ぶところから始めなければいけない。

最終的にはコンテンツの一次生産者＝良質な畑を持つのが一番いいのだけれど、それはつまり自分自身がコンテンツを生み出す存在の作家になるということで、ちょっとハードルが高い。

そして素材だけでなく素材を加工する技術や道具も大事だ。

言葉以外にも絵画や図解、歌や踊り、写真やプログラムなどのスープを作るための道具や技術も無数にあるから、どの道具でどんな加工をするのかも選ぶ必要がある。

あなたのコンテンツの畑は何だろうか？

ここまでを理解したなら、もうお気づきだろう。要するに、まずはあなたが収穫できる自分の情報の畑＝コンテンツの畑が何なのか？を探るべきだ。

その畑からは1年に1回しか収穫できないとしたら、毎日更新は無理だろう。では毎日のように収穫できる畑はないか？実生活に根付いたもので、かつ少しでも質のいい情報のニンジンを収穫できそうなところを探そう。

僕の場合は仕事（デザイン）と私生活（育児と夫婦関係）が毎日のように収穫できる畑だ。収穫もするし、種まきもするし、水をあげたり肥料をあげて毎日せっせと世話をしている。

できればその畑から取れるネタの質が高いほうがいいが、ネタの質に頼りきっていると今度は調理の腕が鈍るので、適度にどんなネタでも美味しくできるように練習するのがいいだろう。

僕が毎日更新をしている理由の半分くらいはこれだ。畑のチェックと、調理技術の向上。無意識な毎日更新にはそれほど意味はないが、意識してネタの選別と調理技術（図解や写真、もちろん文章表現）を鍛えることは大いに意味がある。

毎日1%ずつ成長をした場合、365日でどれくらい成長するか知っているだろうか？

1.01を365乗すると37.8になる。つまり、スタートが1でも1年後には38倍くらい成長できる。理論的には。

実際は適当にすませる日もあるからそんなに劇的に成長はしないけれど、飽きるほどの継続と研鑽の先にしか成長はない。

そして、人間は日々ゆっくり死んでいっているから、成長しないことはちょっとずつ腐ることと同義だ。

そういうわけで、ここまで読んだならあなたは今日から毎日noteを書きましょう。ちょっとしたヒントも置いておきます。

もっとおもしろい記事をたくさん読みたいし、おもしろがって生きていきたい。まだ見ぬ傑作に出会える日々を楽しみにしています。