【目印を見つけるノート】1398. 立春を迎えるのにうってつけの１日@群馬

2024年2月3日 23:43

節分ですね。
区切りの気。

今日は、ちょっと遠征してきました。
今治のバリィさん（ゆるキャラ）を追って、群馬県太田市に行ってみたのです。

「太田市かあ🤔高崎までしか行ったことがないなあ」と周辺地図を見ていたら、神社の名前に強烈なデジャ・ヴュが。
「書いたじゃんよう」と思わず一言。
書きました。書きました。その神社。
こちらのお話です。

『慈童は果てなき道をめざす』中、
『新田義貞の甥に会う』の章の該当部分。

ということで、太田市は新田氏の地元です。新田義貞は特によく知られていますね。鎌倉幕府を倒した人です。私のお話では新田義貞の甥である脇屋義治を主人公のたずね人としました。今一つ有名な方ではないですけれど、新田氏の栄枯盛衰を語れる唯一の人だったろうと思います。

バリィさんの今治市は太田市と姉妹都市です。その縁は脇屋義助（義貞の弟で義治の父）に由来します。義助は足利勢との転戦のさなか伊予（今治）で病に倒れ程なく亡くなりました。
それが姉妹都市のきっかけだそうです。
それがきっかけとは、し、知らなかった😅
一説では義治も愛媛の大島で豪族の越智氏の庇護を受けつつ没したとも伝えられます（諸説あり）。私がお話で採用したのはそちらです。
それなのに、挙兵の地のことを失念しているなんて。まあ😅

行きました。挙兵の地。
生品神社（いくしなじんじゃ）。
ここにみんなが集まって、鎌倉幕府を倒さんと出発したのです。ここから鎌倉、相当遠いです😅 でも本州・四国じゅう回っていたのですし、移動に長けていたのでしょうね。私、うちまで歩けっていわれたら……😖😖😖。

周辺の土地の広さに較べると広大ではないですが、十分に人が集まれる空間だと思いました。『太平記』に出てくるほどですから古社なのですが、清々しくきれいな神社だと思いました。
参拝できて本当に光栄です✨

せっかく来れたので頑張って、太田市立新田荘歴史資料館にも足を伸ばしてきました。

１日だとそれが限界かな。史跡はたくさんあるのですが、回るのはなかなか難儀です。ミニツアーがあるといいんだけどな🤔

行ってよかったです。
新田義貞の発給した補任状（長楽寺）を見られたのを初め、縄文期の遺跡・古墳からの出土品、天海僧正の像も展示されていました。

天神山古墳（東日本最大だそうです）、下宿遺跡、世良田諏訪下古墳群、新田郡家古墳群などで、先日教わった石器もありました。「あ、尖頭器✨」などと言いつつ、まだ種類は分かっていないのに、先日学んだことを反芻してみるのでした。
一方で、
太田市の長楽寺が天海僧正にゆかりがあるのを事前に調べていませんでしたので、とても興味深く見ました。
そうでした。
徳川家康は新田氏の系譜だとしていたのも、話だけは知っていました。その祖とされる徳川義季（得川、世良田とも）の座像もあったのでたいへん興味深く見ました。

さらにもっと後のことになりますが、萩原朔太郎が前橋出身だというのも改めて「ハッ👀‼️」としました。

書いた小説の舞台には、できるだけ伺いたいと思っています。書く前の取材なら最高ですし、書いた後だとしてもお礼も兼ねて伺いたいです。それは前にも書きましたね。ただ、いつもそうできるわけではありません。『16世紀のオデュッセイア』が顕著な例ですが、全部行くのはかなり難しい。世界一周になってしまいますから😅
そのような小説もあります。

ですので、今日たまたまバリィさんに引かれて、Rayさんに引かれて、今朝まで失念していて、ハッと気づいて、急遽といってもいいぐらいに参詣やらいろいろできたのが本当に幸せだと感じています。
お膳立てが揃っていたという感じです。
１日じゅう動いていたのでヘロヘロですが、とてもフレッシュな気持ちです🍵
新田さま、脇屋さま、バリィさんさま、
本当にありがとうございます。
感謝です✨✨✨✨✨✨✨✨
立春を迎えるのにうってつけの１日でした。

サタデートリップのスケッチを。