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【目印を見つけるノート】1442. 過去でもあり、未来でもあると思うのです

けさは富士山が見えました🗻

16日に届きました📦
ありがとうございます。
きのう書いてもよかったのですけれど、やっぱり個別に書きたくて。
パラパラ見て閉じて、パラパラ見て閉じての繰り返しです。

福山城築城400年記念誌です。書影を出していいか分かりませんので、お城で。

改修された天守です。

大きな、大きな行事でした。
私はComplete Stranger(まったくのよそもん)として、端から見ていただけでしたが……。

改めて、
これだけの大きな、いや巨大なプロジェクトを、公式には2017年からずっと続けて、2022年が大本番で、2023年のとんど祭りから終幕まで完遂させるのはどえらい、言葉でいうのもおこがましいぐらいたいへんなことだと思いました。実行委員会の皆さまはきっと息継ぎする間もなかったのではないかと思います。
そのご奮闘の様子もこのご本の行間に溢れていていて、感嘆するばかりです。

お疲れさまでした。

あ、それだけではないのです(強調)。
『令和の大普請』ということで、福山城も当初の姿を取り戻すべく改修・復元工事をしたのです。福山城で特筆すべきは当初あった天守北側壁面の鉄板張りです。それも、わずかに残っている板を参考にして復元されるという徹底ぶりでした。また、天守にある福山城博物館もリニューアルされました。
鉄板については地元のJFEスチールさんが鉄板の製造をされたそうですが、地域のフルパワーのお手本を見せていただいたように思います。

それはほんの一例で、本当にたくさんの地元企業、市民の方々が携わられたはずです。

この本はその結実ですね。
そして、
2017年からの6年(実際はそれ以上)を振り返るのはもちろん、築城500年に向けての貴重な設計原案になるものでしょう。

過去でもあり、未来でもある。

そのような本を見ることができて本当に幸せです。
ありがとうございます。

そのような大きな事業を紹介させていただいた後で、恥ずかしくも遠慮なく私事を書かせていただきます。なぜ私がこのような記事を書くのか、その「理由」でもあるからです。

私は2012年頃から初代福山藩主・水野勝成の小説を書くようになって、2013年頃でしたか、ある時代小説大賞の予選を通過しました。賞というのは基本、一等賞でないと出版されませんので、お蔵入りにしたくなくて2017年に改稿して思いきってネットに出しました。

小説で書いていますので、当然2022年が築城400年であることには気づきました。出し始めた頃は、「宣伝チラシを作って福山で配ろうかな」ぐらいライトに考えていました(していませんよ😅)。広島の文学フリマに出したいと思ったのもその延長です。

築城500年のとき、私は間違いなく生きていません。
それならば今書いているのを大切にしたいと思いました。そして本編の他に番外編を毎年ひとつ書こうと決めて続けてきました。

そのうち、
書いていないのはお城も含めた福山の町を作るくだりだけになりました。書こうと思えばまだテーマはいくつもありますが、福山のくだりは特に重要な部分です。実のところ、それは私にはたいへんな難題でした。なかなか手を付けられず肝心の2022年になってしまいました。

そこで考えを変えて、2022年8月の築城400年記念日に合わせて、取材も兼ね2週間福山に行きました。尾道や岡山や今治にも行きました。それはもろもろnoteに書きましたが、とても貴重な経験をさせていただきました。
特に400年記念日の1日、あの町にいられたことは素晴らしいご褒美だと思いました。
2週間をまとめたマガジンです。

結局去年懸案だった小説の方も公開できて、水野勝成さんのシリーズはひとつ区切りがつきました。

記念誌を見ながら、とても嬉しく感じています。

水野勝成さん、私はまた次のテーマにかかりますが、私の最初の大きなテーマがあなたで本当によかったです。書かせていただいて、ありがとうございます。

これからも、もろもろがんばります。

それでは、今日の曲です。
Norah Jones『Paradise』

新しいアルバムが出ましたね🎵
この曲の歌詞をざっと見たのですが、本当に感じるところの多いものでした。
水野さんを書いていた時間があまりにも心地よすぎて、福山に滞在していたときも楽しいことばかりで、今も余韻に浸れるぐらいで、本当にずっと浸っていたいのですが、次の大きなテーマにかからなければなりません。

あと、この曲は親子の関係として聴いても頷けるような気がしました。MVにお子さんが登場しているからでしょうか。
Let It Goというのは深く染み入る言葉です。
いろいろ重ねられるのがいいなと思いました。

それでは感謝いっぱいの気持ちで、
お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 もちろん、手放さないものもあります😊

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