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幼い頃の自分に話しかけている

幼い頃は、自分でも相当臆病だったと思う。
外側の世界には脅威ばかりが広がっている状態だった。

常にビクビクと怯えているような感じだった。

何故生まれてきたのか、生まれる前の記憶がなくなっているのは何故か等よく考えている子供だった。

そんな感じだったので、ヤンチャな男の子には目をつけられる。

友達は女の子ばかりで、それ以外は一人遊びが主だった。

優しい男の子が外で遊ぶことを誘ってくれたりしたが、外で男の子と遊ぶことすら怖くて断っていた。
ドッジボールをしなければならない時はいつもその男の子の後ろに行って守ってもらっていた。

ちなみにこのいつも誘ってくれていたこの男の子は大人になった今も友達だ。

そんな感じの幼少期だったので、他人が緊張していたり、恐怖を感じていたり、疎外感を感じていたりすると敏感に感じ取ることが出来る方だと思う。

何故なら自分がそうだったからだ。

甥っ子や姪っ子が出来て以来、他人の子どもも可愛く感じ、接する機会があるときに掛けている言葉や、態度をよくよく考えてみると、ほとんどが幼い時に大人から掛けて欲しかった言葉や態度だということに気が付いた。

もちろん子供が可愛くて愛情を感じて接しているのだが、一方で幼い頃の自分に声を掛けているんだなと感じた。

幼い頃に掛けて欲しかった言葉や態度で子供に接する事で自分が幼い頃に傷ついたことや、悲しかったことを自分自身で癒しているんだろう。

街ゆく幼い子供に自分を投影しているんだと思う。

おそらく私はH S Pなんだと思っているが、幼い子に接する際に、子供の立場に立つことが出来ることも長所のひとつなんだと思うようにしている。


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