今から約1年半くらい経つのかな…

新しい仕事を始めて、忙しくなって半年ほど経った頃。

なんだかめまいと共に不調が出てきました。

私は普通の生活はできないのだろうか…

なんでこうなるんだろう…

あのどん底はもう嫌だ。

だけど、正直、心療内科に行くのも怖かった。

どんどん増えていく薬。

薬が増えても最低限の生活しか出来なかった日々を思い返すと恐怖でしかなかった。

病院に行くのも嫌な思い出しかない。

重たい身体でやっとの思いで行って、頭が空っぽだから病院に来るまでの日々の出来事を聞かれても頭が真っ白。

たった2週間の記憶すらすぐに出てこない。

病院に行った時に先生に話せるようにメモをしていたこともあった。

思い出したくない過去。

心療内科に行ったら、そんな思い出まで掘り起こされると思って怖かった。

だけど、放置してしまう恐怖もあった。

限界まで我慢した結果が見えているから。

仕方なく、私は普段行っている内科を受診した。

担当してくれたのはちょっと年配のおじちゃん先生。

これまでの経緯を話し、心療内科に行くのは怖いこと、この程度だったら内科で薬を出して欲しいと話したら、私の気持ちを汲んでくれた。

わりと穏やかな作用の精神安定剤を自分で指定して出してもらった。

副作用もほとんどなく、これなら体にもそれほど害のない薬だからと先生からもOKをもらった。

内科に通い始めて半年がすぎた頃

さすがに先生も「そろそろ専門の先生に診てもらった方がいいんじゃない？」と言ってきた。

薬を出すのはいいけど、やっぱり専門ではないからここでずっとこの薬を出し続ける訳にもいかないと。

確かに、内科の先生からすれば不安もあるのでしょうね。

「わかりました。」

と言いつつ、正直仕事の休みはは決まっているものの、イレギュラーで休みが入れ替わることも多く、予定が読めなくて心療内科に予約も入れられなかった。

結局、そこから数ヶ月は内科で薬を処方してもらった。

さすがに穏やかな内科の先生もちょっと厳しめな口調になってきた。

あー。

そうだよね。

こんなに長引くならちゃんと心療内科に行かないとね。

その頃には昔行っていた心療内科は違うビルの中に変わっていて、あの頃の嫌な思い出も思い出さずに済むような気がしていた。

意を決して心療内科に予約の電話をした。

振り出しに戻った気分でとても嫌だった。

でも、あの時に比べればまだまだ軽い症状。

抗うつ剤は飲まなくても大丈夫って思える。

あの時よりはマシ。だけど、また鬱だと言われるのが怖かった。

初めて心療内科に行った時は最初にカウンセリングをして今の状態をチェックして診断された。

今回は最初のカウンセリングはなく、初めから診察室に通され、今までの経緯、薬は最低限の量でお願いしたいことを伝えて、了承してもらった。

それから数ヶ月。

結局はっきりと鬱とは言われていない。

正直、この不調が何なのかはわからないけど、薬が増えることもなく、一定の体調の維持は出来ています。

ついこの前、ちょっと体調を崩して。その間は今まであった、胸の苦しいザワザワ感とか、体の重苦しさとかはなくなっていたから薬を辞めるチャンスー！と思っていたけど、それは4日で撃沈。

夜はほとんど寝れなくなり、胸の重苦しいザワザワ感、体調不良とは違う体の重苦しさが復活。

結局また薬を飲み始めています。

普通に過ごせない自分を人間失格って思ったこともあるし、自分に対して絶望することもあるけど…

これが悪いことだとは思わず、こんな自分とも上手く付き合っていこうと思います。

自分が生きやすければそれが最善なのかなって。

薬を飲んでいてもまだ疲れやすい。

もうちょっと増やした方がいいのかな？って頭をよぎるけど、まだ我慢できる範囲。

先日、イライラした長女に「最近ママはだらしない。大雑把」って切り捨てられた。

うん。わかってる。

以前は全部完璧にこなそうとしてキャパオーバーになってどん底に行った。

だから、これは私らしく生きていくための手抜きなのだから許して欲しいと話したら、まぁ、わかってくれたのかな。

正直、今は寛解を求めず生きている。

焦ったって仕方がない。

私らしく生きるすべがこれだから。

これが自分なんだとちゃんと認めて、この状態で楽しく笑って生きて行ければそれでいいんじゃない？って思っている。