【黒歴史・心の闇ほじくり企画】オレとイジメ #1

【黒歴史・心の闇ほじくり企画】オレとイジメ
#1  https://note.mu/oharan/n/n2c971baface2
#2 https://note.mu/oharan/n/nbf83a439d8ae
#3 https://note.mu/oharan/n/n6ab01a362581

「仲直り会」という死刑宣告

つい先日このようなツイートを飛ばしたところ、思いもよらず盛大にバズってしまった。

元になったのはNHK NEWS WEBのこの記事。

「握手」でいじめ、なくなるの?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190826/k10012048901000.html
ある小学校で起きたいじめ。先生は両者を一緒に呼んで、「仲直りの会」というものを開いたそうです。いじめを受けた子どもは自分の意見を言えなかったのに、最後に先生が求めたのは、両者の『握手』でした。子どもはその後、学校に通えなくなりました。(社会部記者 勝又千重子)

詳しくはソース元を読んで欲しいのだが、手短にまとめるとこうなる。
・とある小学校でイジメが起きた
→イジメられていた娘の母親が、娘と一緒に心中してしまう
→母親が生前娘が受けているイジメについて大量の手記を残していた
→学校側がイジメ被害者と加害者を同席させ、握手をさせる「仲直りの会」を開いていた事などが発覚。娘は学校に通えなくなり、母親も孤立し、娘と一緒に死ぬ事を選んでしまった。

この悲惨過ぎるケースの他にも、イジメの対応として教師が加害者と被害者を握手させて「これでオシマイ」とした話が取り上げられている。

ソース元をしっかりと読み込んだという前提でお話をするが、このNHKの記事に出てくる教師のした事は 「イジメ被害者を見捨てただけ」であり、それはイジメ問題を解決に向かわせるものではない。そんなやり方ではイジメ加害者が何も学ばず、反省せず、何度でも同じ事を繰り返すからだ。悪い言い方だが、それでは被害者が死んだら別の獲物を探すだけである。このボンクラ教師がやった事は ”間接的な人殺し” なのだ。

ただ、最初のケースでは母親までも保護者間で孤立し、学校や教育委員会に対応して貰えず、絶望して自殺(娘との心中)を選んだというから、担当した教師だけが悪いという話でもない。
全く大袈裟ではなく、日本の教育機関は 「イジメという犯罪行為」 に対して何の解決策も持っていないという証明なのである。
むしろ、イジメを根絶する気が最初から無いのかもしれない。

イジメ被害者からすれば、このような教育機関のイジメへの対応は、死刑宣告に等しい。何故ならば、イジメ加害者こそが犯罪者のはずなのに、何故か犯罪者が庇われ、逆に被害者であるはずの自分が 「ガマンしろ」 と強要されるのだから。これで絶望するなという方が無理である。
どこの世界に犯罪被害者に対して「ガマン」を要求するバカがいるのか。

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