見出し画像

誰もが通るよ、東野圭吾|エッセイ

今年から本が読めるようになったのだが、
読書初心者なので
何を読めば良いのかわからず
とりあえず東野圭吾を日々読んでいる。

人気なだけあって
読みやすく、面白い。
さすがは東野圭吾先生である。

しかし、
今回悪意という作品を読んだのだが、
犯人もトリックも想像通りで
面白みがわからず手が止まってしまった。
これまで3日で一冊は読めていたのに、
急な失速だ。

そこでいつもの如く、母に文句を垂れた。
「いつもは面白くてサクサク読めるのに、
 この本やばいよ…。
 序盤に犯人とかトリックがわかっちゃって
 半分も読めてないのに読む気になれない!!
 かれこれ1ヶ月くらい寝かせてるかも!!」

しかし、
愚痴ったおかげか読む気力を取り戻し、
その後何とか
読み切ることに成功した。

ちなみに、
最終章だけ何故かめちゃんこ面白かった。
最初っから本気を出してくれよ…。
という感情が優ったので結果いい本!
とは言えないが、
本当に最後だけは面白かった。

さて、読み終わったということで、
友人のちっひーに紹介してもらった
"ブクログ"というアプリに
評価とコメントを残した。
(5段階中の星1…。)

ついでに、
巷の人々はこの作品について
どう考えているのだろうと思い、
皆のレビューを読んでみた。
その結果、まさかまさかの
高評価のオンパレードだった。

『ホワイダニット最高〜』
『ホワイダニットだったのか!』
『一流のホワイダニット』

…………。ホッ……ホッ…
ホワイダニット………

ってナニ?!?!?

調べてみると、
Why done it?の略で、
犯行に至った動機の解明を重視した推理小説のことを指すらしい。これ常識なのかね。。

私は、犯人もトリックもわかってつまらん!!!!と頭を抱えていたが、
本来考えるべきは犯人の動機だったようだ。

だが、犯人は筋の通った動機を語っており、
動機に疑問を持つのは主人公だけであった。
こちらとしては、
「オイオイ君、
 終わった事件をまだ追っているのかね!」
と忠告する上層部のような心情だったのだが、
一緒に考えるべきだったということか。。

私はなんて感受性に
欠けた人間なのだろうか。。
動機すらも小説では、
ミステリーとなるのだなぁ。。

学んだところで
申し訳ないが、
ひとつだけ言わせてほしい。。

ホワイダニットかどうかなんて、
ミステリー初心者にはわからないから、
帯にホワイダニットです。って書いて!!!!
解決してる事件の話を延々されてもつまらん!!!ホワイダニットだって思って読んだら絶対もっと面白かっただろうよ!!

マジでこの言葉の浸透率いかほどなん…??
ジャスミン茶とさんぴん茶が同じお茶
ってくらい当たり前なのだろうか。。。。

(おすすめの作家さんおりましたら
ご教示ください。シクヨロちゃんで〜す。)

さはら
1997年9月生まれ
ハーフ
座右の銘は晴耕雨読
万年フリーター

前回の記事👇

この記事が参加している募集

読書感想文

わたしの本棚

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?