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子どものまま大人にはなれないもんだね。|エッセイ

つい先日、
いきなり餃子が作りたくなったので
深夜1時半から餃子作りに勤しんでしまった。

我ながら謎だが、
タネを餃子の皮に包むという作業が
猛烈にしたくなったのだ。

細かい作業が好き!とか言うわけでもないので
本当に何なんだろうと思いながら、
皆が寝静まった中、テレビもつけず
黙々とタネを作り、皮に包み、焼いた。

実は高校時代クッキング部だったり、
大学時代4年間
レストランのキッチンだったり、
以前は自分のご飯を作っていたりと、
意外と料理をしている。
だが別に本当に、
料理が好きというわけではない。

また、一昨日くらいから
今度は猛烈に焼きおにぎりが作りたくなり
本日クッキングしてしまった。

みりんと砂糖を混ぜた味噌を
ぐつぐつと弱火で煮たのち、
おにぎりの上に塗り
グリルで焼いた。
最後に、長ネギと輪切り唐辛子を上に乗せ、
完成である。

グラムも測ってレシピ通りに作ったのに
高血圧で死ぬかと思うような味噌だった。
こりゃ改良必須である。

はて。私はなぜ、
料理なんてしているのだろう。

不思議でならない。
やっぱり歳を重ねると、
嫌いなことが好きになったり
するのかもしれない。
(まだ好きじゃないけど)

そんなこんなで、
子どもの頃のまま
大人にはやっぱりなれないもんだなと
最近思う。

昔は、大人になったらバリバリ働いて
稼いでやると目論んでいたりもした。
だが実際大人になってみると、
働きたくなんてない。

リトルサハラは自分が大人になって
フリーターしているだなんて
思いもよらないだろう。

話は変わるが、
たまに職場でニート期間の長さ対決
繰り広げられる。
今のところ、勝者は4ヶ月の兄さんである。

しかし黙って見ている私は、
新卒という貴重な時期を棒にふり、
おしみ、マリア、白石くんと朝から晩まで
フォートナイトをするというニート生活を
半年は繰り広げていた過去がある。

その後、
フォートナイトブームが過ぎ去ったものの、
もう数ヶ月はニートをしていたと思う。
久々に同じ大学だったひなこに会った時にも、
卒業後どうした〜?と聞いてみると、
まず、1年くらいニートかな。と言っていた。

やはり私の周りは変わっているのだろうか。

そして私は今もフリーターであり、
ニート期間対決では余裕で
勝つことができるため、
常に息を潜めている。
他にも私のように息を潜めている人が
いると嬉しいのだが。

昔は、
気が狂うほど海外ドラマを見ていたが
最近は観なくなったし、
ジュースも飲みたくなくなった。
やっぱり大人になると変わるもんだなァ。

つまらん大人になっている気がするが、
良い方向に成長していることを願う。

さはら
1997年9月生まれ
ハーフ
座右の銘は晴耕雨読
万年フリーター

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