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詩など・詞など・曲など

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2021年7月の記事一覧

詩を2つ(梅雨から夏へ)

草と早朝の道草イキイキと早朝の道

風が吹いては草の揺れてる

駅へいそげば鳩と並走

梅雨はあけよう 夏は始まる

遠く青梅雨の雲切れ少し青空

遠く遠くに青は光って

空を飛びたい いつかの夢は

青の彼方に まだあったらしい

詩を1つ(夕闇に)

窓辺の夕闇に夕闇せまる町を眺める

灯は点々と列をなして灯りゆく

一灯一灯に 人の生活あり

一灯の内で 君は だれかを想っているのかな

詩を2つ(紡いで)

雲を紡いで雲を紡いで 早朝の空

糸をたらせば 天と繋がる

伝ってゆけば あの懐かしい

おじいちゃんとおばあちゃんに 会えるかな

始発な朝始発電車は はじまりを乗せ

君は揺られて 都会へ急ぐ

早く着いたら 余裕があるよと

君は笑った 爽やかな朝

詩を2つ(雨上がりの)

雨上がりの早朝悠々歩く 雨上がりの早朝

濡れた草花は しとやかな姿をみせる

そっと佇み スマホをかざし

カメラにおさめ 君にみせよう

汗水たらしどしゃ降りの雨 真夏の太陽

汗水たらし働く君は

どんな日だって 家族のためにと

どこまでもまっすぐ 未来へと笑いかけていた

詩を3つ(澄まし雨)

耳を澄まし雨雨の降る日は 傘の音にしばし耳を澄ませよう

ひとりの空間に パチパチ雨の相づちを聴こう

君の傘にも雨は弾んでいるのかな

同じ雨音に心を澄まし 通じた時空を感じていたい

ビニール傘傘の行き交う交差点で

あの日という忘れ物が思い出せずに

青信号にも気づかずに

ビニール傘はじっと咲いてた

ボンヤリ雨朝窓は明るくなってしまった

ボンヤリしていた早朝の雨模様に まだ浸っていたか

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