見出し画像

おうち時間増加によるママのお悩み「手荒れ」を、デザインでどう解決するか?

現在、Oisix ra daichiでは多数のインハウスデザイナーが在籍し、様々なシーンで活躍しています。そして、デザインのクオリティアップに力を貸していただいているのが、Oisixのロゴデザインを担当いただいたgood design companyの水野学さんです。この連載『ORD’s Design note』では、水野さんや社内外から高く評価をいただいたデザイナーのアウトプットを紹介していきます! ※水野さんとの取り組みについて、詳しくはこちら

いま、ウイルス対策として、こまめな手洗いとうがい。そして、アルコール消毒が定着しつつあります。ですが、それらを実践すればするほど、手が乾燥して荒れてしまうのも事実。また、自炊や家事時間が増えたことで、洗剤に触れる機会も多くなり、手荒れに悩んでいるお母さんたちの声をよく聞くようになりました。

そんななか、Oisixでは、お母さんを助けるために、家族みんなで家事を楽しくサポートしていく『お手伝いBINGO』を作りました。

今回は、担当したデザイナーのnagisaさんに、企画の経緯やデザインのこだわりを聞いてみました。

***

アルコール消毒で荒れた手をデザインで解決できるだろうか。

ーーまず、今回手掛けた作品について教えて下さい

nagisa:
お母さんの手荒れ悩みを解決するために、お手伝いBINGOというものをつくりました。

画像7

おうち時間が増えて、水仕事も増えて、アルコール消毒も頻繁にして。

荒れてしまうママの手を守るために、家事をお手伝いしよう!というビンゴシートです。

ビンゴって、一番最初に真ん中に穴を開けますよね。
お手伝いBINGOは「なにかおてつだいする?」この一言をスタートにしてみました。

シートはホームページ上で自由に印刷できるようにしています。もし小さいお子さんがいらっしゃったら、一緒に使ってみてください。

色は全部で3色。最初にピンクバージョンと、
白バージョン。

画像7

そして、アレンジできるバージョンを作りました。

画像7


コロナ禍でのチャレンジで集まったお客様の反響

ーー社内から見てもステキな企画だなと思いました!今回の企画の経緯を教えてください。

nagisa:
4月の当時、まだまだ続くコロナ禍でデザイナーができることがたくさんありそうだ。と思えたきっかけがあったんです。

それが、おうちでお花見企画で作成した桜モビール。

これもお手伝いBINGOと同じようにお客さまへのプレゼントとして自由にダウンロードできるようにしたのですが、反響がすごくあったんです。

画像6

画像7

そこから、チームのデザイナーたちで企画を考えていました。

世の中に何ができるだろう?と思って、いろんな案を探して、社長に提案してみたり。

社長とのミーティングで話題になったのが、Hope Soapというもの。中におもちゃの入った石鹸なのですが、子どもたちはおもちゃがほしいので積極的に手洗うようなり、感染症発生率を70%も減少させたというものです。

このHope Soapのように、不安の多い中で癒されるだけでなく、正しい行動を促すものをつくれたらどうだろう?

そんな企画を考えようと1人リモートワークで頭をひねってました。
でもなかなか思い浮かばないものですよね…


他部署またいで相談できる、雑談チャンネル

ーーリモートワークって気軽にふらっと聞きに行く。アイディアもらう。とかやりにくいですよね。。。最終的にこの企画にした決め手は何だったんでしょう?

nagisa:
考えても考えても、いい案が出てこなくて。困った時はみんなを頼ろうと思って、デザイナー雑談Slackに相談を投げてみたんです。

画像4

↑当時のSlackスクショ

その中で、ママデザイナーさんからこんなコメントがあったんです。

寝る時用手袋がほしい。
3食作って片付けたり、手洗い頻度上がっているので、手荒れが気になるので。寝る時用の手袋とか優しいメッセージ付きで同梱してもらえると鷲掴みされそうです。

自分は一人暮らしなのですが、日々のアルコール消毒や増えた家事で手荒れが気になっていたんです。
実際に会社でもハンドクリームが置かれるようになったので、これは手荒れで悩んでいる人は多いと確信できました。

確信はあったのですが、進めるには悩みはありました。
「あたるかわかんないけど、こういう時はスピーディにやってみよう!」
そうチーム内で話してできあがったのが、今回のお手伝いBINGOです。


デザイナーができることは、もっとある

ーー最後に、今回の学びがあれば教えてください!

nagisa:
BINGOで遊ぶのはお子さんなのですが、使ってみようと思うのはお買物をしているお母さんです。なので両方のターゲットを意識してデザインをしていたのですが、なんだか混乱してしまいました。

水野さんからは「ターゲットは作り始める初期段階で明確にした方がいい。お子さんとお母さんの両方を狙うと中途半端になってしまうので、まず最初に、最も響いて欲しいのはどちらのターゲットなのかを考えることが大事」というインプットをいただき、事前にこの違いを明確に分け、優先すべきターゲットを決めていれば混乱は防げたのだなと学びました。

あと、お客様の反響をいただいて思ったことは…

やっぱりデザイナーができることは意外とある!

…です。チャンスがあるところを探して、デザイナーならではの発想で活躍する。そんな場が結構あるな、という成功体験になりました。
だから、たくさんやっていこ!と、改めて思っています。

***

いかがでしたでしょうか?

今回、特設サイトも作ったという事でnagisaさんの巻き込み力を感じました。是非こちらもチェックしてみてくださいね。

今後も畑と食を繋ぐOisix ra daichiのデザイナーの作品を取り上げていきますので、お楽しみに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?