胎の子と真向き横向き初鏡　岡田　耕
・よろこびに満ちた情景。初鏡がよくあっていると思いました。
・ 生まれくる子を待つ初春の喜びが絵のように描かれて微笑ましい。
・ 動きが見えますし、喜びを直接的に描いていないところが良いです。描かないことによって、却って読み手にもしっかりと伝わります。
 ・嬉しい気持ちが伝わってきます。さらにめでたいお正月ですね。
・こういう初鏡の句は目にしたことがない。自身のお腹の丸み具合を映して微笑む作者のうれしさが見てとれる。
・お腹の大きさを見るための横を向くが面白い。前を向いたり横を向いたり。この母子の今後を物語っている。
・だいぶんお腹が大きくなりました。ときどき鏡に映していますが、今日は新年初なので、ちょっと厳かな気持ちで見ていました。
・ 大きくなってきたお腹を色々な角度で鏡に映している様子と初鏡の取り合せが良いと思います。きっと話しかけたりしながら、新年の穏やかなよろこびも一緒に分かち合っているようです。
・お母さんが優しい顔でお腹を見たり鏡に向きを変えて幸せそうに微笑む光景が浮かびました。早く産まれないかなと待ち遠しい気持ちが伝わってきますね。初鏡という季語を上手に取り合わせていると思いました。
・ 目出度い初鏡。お腹がそろそろ目立って来たのでしょう。いろんな向きに胎の我が子と共に初鏡に納まってみる幸せな新年です。
・ お正月を迎えて、育ってきた子を鏡で確かめる。春からまことにめでたい。
・ 大きくなったお腹を正面から見たり横向きで見たりもう臨月に近いのかもしれませんね。
こんな姿は人生最初で最後のかもしれないと思って鏡でみているのか？もうすぐ生まれるわが子と会話しながらの初鏡なのか？どちらにしても微笑ましい光景です。真向き横向きで、人物が動いて見えるのも良いなと感じました。
・ 妊娠してた頃を思い出しました(^^)私は夏にこれをしてました。初鏡だから、年が明けてすぐに確認された時の事なんですね。出産間近だと再認識して、今年産むんだなぁとしみじみ思う場面をイメージしました。
・大きなお腹を見ながら、横を向いて大きさを再確認したりしている妊婦さんを想像しました。中七で妊婦さんの動きが見えてきます。家族が増える期待に心弾ませる新年。