見出し画像

わが家の餃子の味を探して

餃子はお店で食べたり、市販の餃子を買ってきて、家で焼いて食べていました。たまに家で手作りする時は具材に豚ひき肉、ニラ、ネギを入れて作っていました。

私が42歳になった頃に、突然玉ねぎとネギを食べると腹痛と下痢をおこすようになり、食べられなくなりました。
餃子はほとんどに玉ねぎかネギが具材に使われていて、お店や市販の餃子が食べられなくなりました。

一時期は餃子を食べない日々を送っていましたが、やっぱり餃子を食べたいという思いから、自分で手作りしようと思いました。

手作りするといっても、今まではネギを入れて作っていたので、困りました。
餃子の定番の具材である玉ねぎやネギが使えないのです。
何を入れて作ったらいいんだろう…
何の具材が合うのか分からないので、とりあえず、合いそうだと思うものを入れて、色々試しに作ってみました。

ニラやキャベツを具材に入れて、餃子を作りました。それなりにおいしくできましたが、ネギのような香りと甘みが少ないので、少し物足りないような気がしました。

「なにかいい香味野菜がないかな?」
「セロリはどうだろうか?」

セロリは子供の時にサラダに入っていて、生で食べたことがありましたが、繊維が多く、食べた時に口に残る感じがして、味も独特な酸味の強い味がしたので、あまり食が進まなかったという記憶があり、あまりいいイメージを持っていませんでした。

まぁでも、とりあえず合うか合わないかだけでも試してみようと思い、セロリを入れて作ってみました。
そして、餃子を焼いて、おそるおそる食べてみました。

「餃子の中に入れて焼くと、セロリが甘い!」
「香りもあっておいしい!」

セロリ餃子を食べた時は感動しました。
想像したセロリの味とは違っていました。
その感覚は自分だけなのかと思い、家族や友達にも作って食べてもらいましたが、家族も同じ反応で、また食べたいと言ってくれました。

5年が経ち、私が家族の食事を作っていることもあって、餃子といえば、セロリ餃子がわが家の定番の餃子になりました。

セロリ餃子の作り方

セロリ餃子

材料(餃子100個分)

  • 豚ひき肉        1kg

  • セロリ          3本

  • 餃子の皮       100枚

  • 片栗粉      大さじ1程度

  • おろししょうが  大さじ1程度

  • おろしにんにく  大さじ1程度

  • 塩            少量

  • こしょう         少量 

作り方

  1. セロリを洗って、みじん切りにします

  2. ボウルに豚ひき肉を入れて、その中にセロリを入れて混ぜ、おろししょうが・おろしにんにく・塩・こしょうを加えて、さらに混ぜ合わせます

  3. 2に片栗粉を入れて、混ぜれば、タネが完成です

  4. 餃子の皮のフチに指で水をつけて、皮の上に3のタネをおいて、タネがでないように、皮を合わせて包みます

  5. フライパンに油をひき、4を並べて入れて、中火で2~3分焼いて少し焼き目をつけてから、水を加えてふたをして焼きます

  6. フライパンの中の水がなくなったら、ふたを開けます

  7. 餃子に焼き色がつくまで焼いて、完成です

アレンジ

セロリをベースにして、具材にセロリとしそ、セロリとキャベツも作ります。セロリとしそはセロリの甘さとしその香りがプラスされて、香りがいい餃子ができます。セロリとキャベツは野菜餃子を食べてる感じに似ていて、あっさりとした味にできます。いろんな味を食べたい時は、1キロの豚ひき肉を3等分にして、セロリのみ、セロリとしそ、セロリとキャベツの具材で3種類作ります。

さいごに

ネギと玉ねぎは特に好きな食材だったので、最初は正直ショックでした。食べられるものを探すより食べたいものを食べたいという思いから、何か新しい具材を入れて作れないかと考えて探しました。それで、たまたまセロリを食べるきっかけができ、知らなかったセロリのおいしさを見つけられたのかと思います。今では、餃子を毎月100個作って食べるくらい、餃子が好きになりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?