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採用の情報発信をする際に気を付けるべきことは…?#リクルートメントマーケティング入門レポート

2019年6月26日、ガイアックス主催で採用情報の発信について考えるイベント「リクルートメントマーケティング入門」が開催されました。

私はフリーランスのライターなのですが、採用広報に関わるライティングも増えてきたので、勉強のために参加してきました…!

登壇者は、株式会社ピースオブケイクの水野 圭輔さん、ウォンテッドリー株式会社の小池 弾さん、株式会社メルカリの西丸 亮さん。

情報発信の手段が多様化するなかで、noteやwantedly、そしてオウンドメディアをそれぞれどう使って採用につなげていけばよいのか。お話を伺ってきました。

何から始めればいいの?

パネルディスカッション最初のテーマは「採用マーケティングはいったい何から始めればいいのか」。これに対して登壇者の3名とも口をそろえておっしゃっていたのは、目先の手段にとらわれないこと

今はTwitterやnote,Wantedlyなどの簡単に使える情報発信手段があふれているため「とりあえず発信してみよう」に陥ってしまいがち。

すると、発信内容に統一性がなく、ブレが生じてしまうと言います。

大切なのは、

①どういう人材がほしいかを社内でしっかり言語化した上で、その人たちに届くコンテンツを考えること(by メルカリ 西丸さん)

②構造化して施策を考えること(by ウォンテッドリー 小池さん)

※ツイートお借りしました><

当たり前のようですが、見てほしい人はどんな人か、見る人にどんな印象を与えたいのかについて、社内で共通理解をつくってから情報発信をする必要性を感じました。

何を発信すればいいの?

次に話題にあがったのは、発信内容について。

何から発信してよいのか…と迷う担当者の方も多いのではないでしょうか。

これに対して、ピースオブケイクの水野さんは、Twitterで「読まれやすそう」なネタをリサーチ→noteでコンテンツ化することをおすすめしていました。

企業の「書きたい」と、受け手の「読みたい」はずれていることも多いのだそう。先に読まれそうなコンテンツをリサーチしてから書くのもひとつの手ですね。

あとは、以前のコンテンツをどう活用するかという話も参考になりそう。

メルカリ西丸さんの以下のお話も勉強になりました。

編集部のメンバーではなく、それぞれの部署のメンバーのほうが面白い新鮮なネタを持っているはず。だからこそ、企画から巻き込むだけでなく、執筆も任せる→結果をしっかりフィードバックしてモチベーションをあげていくことで、コンテンツが自然と社員からあがってくる仕組みをつくっていくことも大切。

noteとWantedlyの使い分けは?

コストがかかるオウンドメディアに比べて、比較的簡単に取り組みやすいnoteとWantedly。

この2つはどう使い分けたらよいのでしょうか?

つまりnoteでは多彩なコンテンツを用意し間口を広げ、Wantedlyで採用面接に結び付けていくイメージなんですね。

この使い分けのお手本として紹介されていたのが、Zaimさん。

Zaimさんの特徴は、社員全員がnoteアカウントをもっており、更新した内容が企業noteアカウントのマガジンに入れられていく点です。

採用候補者はこのマガジンを見るだけで、どんな社員さんがいるか一目でわかるようになっているのだそう。

社員さんが自由に更新するので、内容はプライベートで行った旅行の話から、仕事上の技術の話まで様々。まさにエントランスより「外」で色々な人の興味をひける状態ですね。

そしてnoteの末尾にWantedlyのリンクを貼って、採用につなげています。

ちなみに、これまでの記事で一番読まれたのは、こちらだそうです。

逆にWantedlyの強みは、ある程度その会社に興味がある人が見に来るので、オフラインのイベントにつなげやすいところ。

(間口ひろげる多様なコンテンツ)note→→(採用面接に向けた深いコンテンツ)Wantedly→→オフラインイベント

といったイメージで使い分けられるとよさそうです。

KPIはどう設定する?

イベントの最後は気になるKPIの話に。

KPIを設定しないことで有名なメルカンですが、実は今後目指すべきところをはっきりさせていくために、KPIを設定していく予定だそう。(オフレコとのことだったので、詳細ははぶきます)

ピースオブケイクの水野さんと、ウォンテッドリーの小池さんからもそれぞれ大切にすべきKPIが共有されました。

以上、簡単ですがイベントの内容をざっくりとまとめました。

※写真をとりわすれたのでアイキャッチがスライドの1枚になってしまいました…!

面白い発信をしている企業さんの分析とかもしてみたいな。それではまた!

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