【短編小説】塔の国
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【あらすじ】
たくさんの塔がひしめく「塔の国」
蒸気とすすと暗闇の下層階と、澄んだ空気と青い空の見える上層階にはっきりと分かれているこの国では、一番高い塔の最上階には王族が住い、上階には貴族が住い、日の当たらない下層階には困窮した労働者たちが住っている。
主人公は労働者階層から、上層階へ成り上がることを志す青年。
絶対の階級社会で青年はどう足掻いていくのか。
SFファンタジー？ レトロフューチャー？ スチームパンク？ そんな雰囲気のお話となっております。
【この作品について】
けいりんさん（X→@koukounaries ）主催の「らじおがたり文芸部」という企画に参加させていただき、その文芸同人誌「らじおことば」向けに書きました。
ラジオトークという配信アプリ内の、けいりんさんの番組の企画となります。
創作活動をされているラジオトーカーさんや、この企画を機に執筆に挑戦してみた、というトーカーさんたち総勢11名が作品を持ち寄っております。
「らじおことば」に関しましては、9月23日のラジオトークフリークス、11月11日の文学フリマ東京にてけいりんさんのブースで頒布されました。
BOOTHでの販売もあります。
「らじおことば」の執筆テーマは『ラジオ』です。
テーマは採用してもしなくても自由。私はテーマを採用して書いてみました。
【試し読み】
【朗読に関して】
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それでは、以下より本文です。
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