見出し画像

エネルギー循環のための器、ありますか?

ちょうど1年ほど前に書いた記事(『インボイス制度から感じること』)でも触れたように、これからの風の時代では私たちはひとりひとりが「消費者/taker」から「生産者/giver」になるのだと感じています。ひとりひとりが自立し、自分らしい生き方を叶えていっていい豊かな時代。

土の時代では、お金というエネルギーの循環を効率よくするために誰もが銀行口座をもっていたように、風の時代では誰もがメディア(オウンドメディア)を運営しているかもしれない時代。そしてSNSを通して横断状に繋がりを広げていく。

*

2020年以前の土の時代に遡ります。
お金というエネルギーをより大きく動かすにはどうすれば良いのかと、私は時おり考えを巡らせていました。そこで辿り着いたのは「住宅ローン」。日本では社員を守るための厳格な規制があり、会社が一方的に解雇を言い渡すことができません。そんな社会常識に支えられ、起業家や自営業者より会社の平社員の方が信用保証があり、大きなローンを組むことができたのです。

いずれ独立することを視野に入れながら会社に属していた私は、会社員のうちにリバレッジ(投資でよく使われる言葉ですが、小さなエネルギーで大きなエネルギーを回す「てこの原理」のこと)を効かせてマンションを購入。「住宅ローン」を組みました。当時は会社の所在地は虎ノ門にあり、すぐ近くにあるメガバンクM銀行の新橋支店にお世話になりました。

その後、住宅ローンを組んだまま退職。フリーの編集者としてたまたまお金や投資の取材を担当することになり、ファイナンシャル・プランナーの方のお話を伺っているうちに購入したマンションを貸すことを思いつき、賃貸住まいの大家になってみたり、地価が大幅に上昇したタイミングで売却したり。その後、都内のマンションを購入しては売却、を3回ほど繰り返しました。

手もとにはないお金のエネルギーに信用というリバレッジを効かせるだけで、目に見えないエネルギーの輪が想像以上に広がり、例えばマンション購入であれば建築家や設計建築会社の方々、大工さんや施工会社の方々、不動産会社の方々、管理会社の方々、デザイン会社の方々などさまざまな方々を交えて驚くほどの大きさで豊かさの循環が生まれている。そんなことを毎回イメージしては、エネルギーを使う、という実験をしていたような気がします。

そのうち、そんな大きな豊かさを循環させているけれど「マンション」という都内では主に核家族だけで過ごす限定的な役割にももどかしさを感じるようになります。その「場」をもっと多くの循環が生まれる場所にならないだろうか。その「場」自体がエネルギー循環の源になるような、もっと多くの人たちとその豊かさを共にシェアできたらいいのに、と。

ふと芽生えたその想いはどんどん膨らんでいき、私のなかで「持ち家や持ちマンション」に対する興味がどんどん薄れていきます。ちょうど風の時代に入る頃、私は4度目の持ちマンションを売却。事業の初期投資としてエネルギーを集中させて、思い描いた「場」を作るための準備を始めます。最初は渋谷区・松濤に小さなアトリエという形で誕生した「QUANTA」の拠点ですが、その約1年後には神宮前の今の拠点へと成長していきます。

*

ずっと話が逸れ続けておりました。戻します。

しかも、この先を書いていたら突然、noteがシャットダウンしました。。

*

今まで地球という惑星では、お金というエネルギーを使って、その循環を楽しんできました。そして循環させるために銀行口座をほとんどの人が持っていた。お金はとてもスピリチュアルな存在です。そして同じような性質をもっているのがウェブメディアです。私たちは新たにエネルギー循環のためのツールを手に入れているのです。

誰もが発信者になると言われている時代。今までは「消費者/taker」が多かった世界に、誰もが「生産者/giver」になれるチャンスが溢れ出したのです。これは画期的であり、数100年前の時代であれば奇跡と呼ばれていたかもしれません。誰もがウェブを介して自己を表現することもできれば、お店を持つこともできる、独自のチャンネルをもち、自由に何かしらを提供していくことができる。豊かさを受け容れることのハードルが、こんなにも下がった時代はなかったのではないでしょうか。

前述の通り、私もお金というツールを使い、エネルギー循環の実験をたくさんしてきました。これからはそれだけに留まらず、今の私たちが知らないような、想像しえない範囲や形でのリバレッジを効かせて、豊かさのエネルギー循環を楽しみ、それをシェアできるのではないかな、と。そんなことに想いを馳せています。そのためにも毎日配信(別名 #日刊真理子 )ですね・・・。

*

最初に言いたかったことから再び逸れてしまい、戻り方がわからないので単刀直入にお伝えすると、今のうちにさまざまな「器」を作って実験してみるのは大事だなぁということ。それは会社という法人格の「器」でもあり、オウンドメディアやSNSのアカウントなどのウェブ上の人格の「器」でもあります。器を作ると自然とエネルギーが流れ込んできます。これも土の時代に実験しましたが、個人事業主と法人格とでは、流れ込んでくるエネルギー量が大きく異なりました。器の大きさに比例して、循環するエネルギーは変わります。だとするなら、風の時代を楽しく謳歌するために、あなたはどんな器を、どのくらい用意しますか?





この記事が参加している募集

お金について考える

いただいたエネルギーは大切に循環させていただきます🙏✨