Webマガジン - おきてがみ

人口減少時代の豊かさを探求するWebマガジンです。「地域福祉」「メンタルヘルス」「孤独…

Webマガジン - おきてがみ

人口減少時代の豊かさを探求するWebマガジンです。「地域福祉」「メンタルヘルス」「孤独孤立」「自殺対策」のテーマを中心に、ニュースやコラム、イベントレポートなどを掲載。日々の暮らしに軸を持って生きる人の誇りが広がることを目指します。

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「おきてがみ」について

2018年9月から、おきてがみというWebマガジンを始めました。更新は不定期ですが、「地域福祉」「メンタルヘルス」「孤独孤立」「自殺対策」のテーマを中心に、ニュースやコラム、イベントレポートを掲載することで、日々の暮らしに軸を持って生きる人の誇りが広がることを目指しています。 おきてがみという名前は、いまだにうまく言語化できない部分もあるのですが、メディアとして記事を届けるというよりも、自分たちが大事にしたい価値観だったり、ステキだなと思った取り組みを「手紙」を残すようにア

    • 町と心の変化を見つめてきた私が、この先も忘れたくない「積み重ね」の話

      初めまして。ライターのマキタシホと申します。私は2018年8月、結婚を機に、夫の地元である福島県南相馬市に引っ越しをしました。 海に面していることから「浜通り」と呼ばれる地域に位置する南相馬市。移住してきてから今まで、周りの人たちにも恵まれ、楽しく朗らかに生活しています。なかでも、夫が生まれ育った「小高(おだか)」エリアが好きです。仕事に行ったり、友人の家に遊びにいったり、私の生活を豊かにしてくれます。海、山、川と自然豊かで四季の変化を感じられるところもお気に入りです。風は

      • ローカルの「食」を見つめ、向き合ってきた3年半を振り返る。移住コラムその8

        みなさん、こんにちは。2018年9月に愛媛県へ移住し、「cuddle」という屋号で食のローカル地域商社づくりに取り組んでいる、長尾愛里(ながおあいり)と申します。移住した経緯などは、以下の記事をぜひご覧ください。 起業型地域おこし協力隊「Next Commons Lab 西条」のメンバーとして愛媛県西条市に移住し、3年間の任期を昨年無事に終えました。それから半年たち、振り返って感じたこと、今後のことなど、改めて綴りたいと思います。 地域に愛される商品をひとつでも多く作り出

        • まちづくり会社とタッグを組み、ローカルフードの販路を広げる~熊本県五木村ワーケーションルポ(2)

          人口1000人の、熊本・球磨地方にある小さな山村の五木村。ここで地元事業者のWebサイト制作に携わりながら、およそ1カ月間を過ごすワーケーションに、東京から参画することになった筆者(詳しくは第1回参照)。このユニークな試みがどのようにして生まれたのか。今回のワーケーションの仕掛け人に取材を申し込みました。 企画を立てたのは、株式会社日添で代表を務める日野正基さんです。新潟県出身の日野さんは大学での学びをきっかけに、地方への移住や創業支援に携わるようになります。同じく地方活性

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        • 寄稿記事
          13本
        • 取材・イベントレポート
          3本
        • ニュースまとめ
          23本

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          家族ぐるみで超長期的な関係人口に。北海道厚沢部町が「保育園留学」を開始へ

          北海道の南西部に位置する、厚沢部町(あっさぶちょう)。自然豊かな環境に恵まれ、「メークイン」の発祥地としても知られるこの地域で、子育て世帯向けの新規事業が今始まろうとしています。 「ふるさと食体験」を提供するキッチンハイクは10月13日、厚沢部町と連携し、認定こども園の「一時あずかり保育」制度を活用した暮らしと食育のワーケーション「保育園留学」の申し込み受付を開始すると発表しました。 休日にはジャガイモ堀りなどの食育体験もこの保育園留学では、参加する子育て家族が1~3週間

          家族ぐるみで超長期的な関係人口に。北海道厚沢部町が「保育園留学」を開始へ

          1000人の村に見る、”あした”の日常~熊本県五木村ワーケーションルポ(1)

          “田舎”という言葉を聞いたとき、どのような風景を思い描くでしょうか。 山や海など壮大な自然の中での人の営みか、それとも、ロードサイドにチェーン店が建ち並ぶ姿か。都市開発が進んだ今の日本では、後者のような景色をイメージする方が多くなっているかもしれません。 これから紹介する熊本県の五木村は、明らかに前者の田舎。どこか懐かしさを感じさせる、情緒豊かな景色が広がります。この村にワーケーションで訪れた東京出身・在住の筆者。2021年・初夏時点の五木村の記憶を切り取り、お届けしま

          1000人の村に見る、”あした”の日常~熊本県五木村ワーケーションルポ(1)

          介護をする人のための新たな選択肢を。「りぷらす」が専門家に相談できるオンラインサービスの提供を開始へ

          介護って、いずれ必要になるかもしれないとわかっているけれど、当事者になったらどうしたらいいか分からない――。そんな漠然とした不安が頭の中をよぎったことのある人は少なからずいると思います。どのように学べばいいかも分からないし、頼れる人がいるというケースも多くはないでしょう。 このような方に向けて、一般社団法人りぷらすは、専門家にオンラインで相談できるサービス「介護の架け橋 〜介護の準備と相談室〜」を6月15日から提供すると発表しました。「準備」と「相談」の2つのコースを用意。

          介護をする人のための新たな選択肢を。「りぷらす」が専門家に相談できるオンラインサービスの提供を開始へ

          南伊豆の宿が1週間のリモートワークプランを6月に。自転車で15分の距離に海も

          静岡県南伊豆町にある3組限定の宿「ローカル×ローカル」は5月21日、6泊7日のリモートワークプランを提供すると発表しました。 6月限定の提供で、料金は1人2万5000円。電動自転車をレンタルして約15分ほどの距離にある海「弓ヶ浜」に遊びに出かけたり、地元の飲食店から出前を頼んだりといった、地方ならではのコンテンツが用意されています。 ▲近所の魚屋で刺し盛りセットのテイクアウトもできるそうです。 また、コロナの状況を見つつ、地元食材を提供してくださった方に会いに行く「人に

          南伊豆の宿が1週間のリモートワークプランを6月に。自転車で15分の距離に海も

          スタートアップと自治体が協働して地域課題の解決を。豊橋市が参加企業を募集

          愛知県の南部に位置する豊橋市。人口約37万人の同市では、2020年度から「Urban Innovation TOYOHASHI」(アーバンイノベーション豊橋)を実施しています。Urban Innovationとは、スタートアップと自治体が協働して、地域や行政の抱える課題を解決するプロジェクトです。 もともと神戸市で始まったものですが、2019年11月から広域での課題解決を目的に対象が全国へと広がり、今はさまざまな自治体が参画しています。 ▲プロジェクトのイメージ(出典:U

          スタートアップと自治体が協働して地域課題の解決を。豊橋市が参加企業を募集

          新潟県妙高市で、関係人口の増加に向けた「複業人材」を募集。企画・事業化、マーケティング職の2名を採用へ

          東京から新幹線で約2時間、長野県との県境にある新潟県妙高(みょうこう)市。自然が豊かな地域で、ウインタースポーツをはじめとした観光や農業、豊富な地下水資源を活用した製造業などが主力の産業といいます。 同市では、少子高齢化や交流人口の減少に伴い、観光だけではない地域活性化策を進めるため、テレワークやワーケーションによる関係人口の増加に向けた取り組みを進めています。その一環で、5月12日に新たなプロジェクトを推進する「複業人材チーム」2名の募集を開始すると発表しました。 今回

          新潟県妙高市で、関係人口の増加に向けた「複業人材」を募集。企画・事業化、マーケティング職の2名を採用へ

          「ADDress」が47都道府県すべてに拠点を開設。島根県津和野町には、カスタマーサクセス部門のオフィスを開設

          「いつもの場所が、いくつもある、という生き方。」 月額4.4万円(税込)から全国の家に住むことができる多拠点生活プラットフォーム「ADDress(アドレス)」は、4月29日に島根県津和野町で新たな拠点を開設し、全国47都道府県の制覇を達成したと発表しました。 新たな拠点は、島根県南西部に位置する山間の盆地に立地しています。物件は築160年超の木造家屋で、石州和紙問屋を営む歴史ある古民家がリノベーションされたもの。会員向けに4部屋の個室が用意されている他、ADDressのオ

          「ADDress」が47都道府県すべてに拠点を開設。島根県津和野町には、カスタマーサクセス部門のオフィスを開設

          地球に優しいローカルのお店と出会う。サステナブルに焦点を当てた地図アプリ

          「世界的なパンデミックの中で、自然と上手く付き合い、一人ひとりが、個人、企業、行政とつながりサステナブルな活動を推進したい」 そんな思いから、Gochiso株式会社が4月15日に提供を始めた「mamoru」。サステナブルに焦点を当てた地図アプリで、有機野菜やフェアトレード、エシカル商品などを取り扱う500以上のお店を検索することができます。 クチコミや評価、写真の追加だけでなく、自分が応援したい店舗を登録することも可能。現在、iOS/Android向けアプリが無料で提供さ

          地球に優しいローカルのお店と出会う。サステナブルに焦点を当てた地図アプリ

          記憶は場所にしか残らない。地域が守り継ぐ「生きた古民家」の暮らしとは

          『「人々の記憶は場所にしか残らない」という言葉があります。何かを伝え残すときに、「書き残したり」「語り継ぐ」だけではだめで、具体的な場が必要だということです。(~中略~)佐藤家はこの土地の生活文化の記憶や、人と人の繋がり方の記憶を残し続けてくれているように思います』 NPO法人福井旧庄屋佐藤家保存会が、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で実施しているプロジェクトには、こう書かれています。 同法人が始めたのは、新潟市西蒲区福井集落において、地域住民が守り続けて

          記憶は場所にしか残らない。地域が守り継ぐ「生きた古民家」の暮らしとは

          チャットbotの質問に答えると、利用可能な公共制度が分かる。「Civichat」と熊本県がベータ版サービスを発表

          「必要な福祉を必要な人に届け、選択格差を是正する」 このミッションを掲げ、2020年10月に設立された株式会社Civichat(シビチャット)。設立1年強のスタートアップが提供する「Civichat」は、チャットbotの質問に答えると、自分にあった公共制度を教えてくれます。 同社は3月30日、熊本地震の支援制度に特化したサービスのベータ版リリースを発表しました。TwitterのDMで質問に答えていくと、被害状況や再建方法、世帯の状況に応じた支援制度を計115個の中から案内

          チャットbotの質問に答えると、利用可能な公共制度が分かる。「Civichat」と熊本県がベータ版サービスを発表

          「全てのケアラーが健康で文化的な生活を」北海道栗山町で“市町村初”の条例

          「ケアラー支援に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、全てのケアラーが健康で文化的な生活を営むことができる社会の実現を目指す」 北海道夕張郡栗山町が新しく制定した条例「第1条(目的)」には、次のような言葉が掲げられています。同町は3月、誰もが安心して介護や看護ができる地域づくりを目指すため、ケアラー支援のための条例を制定しました。北海道新聞の記事によると、同様の条例は2020年3月に埼玉県議会が国内で初めて制定していますが、市町村では「全国で初めて」とのことです。 ケアラ

          「全てのケアラーが健康で文化的な生活を」北海道栗山町で“市町村初”の条例

          成田空港から車で20分、古民家を再生した一棟貸の宿が4月にオープン。絶景をながめる露天風呂やシアタールームも

          成田国際空港の東に位置する千葉県香取郡多古町(たこまち)。 同町は3月18日、株式会社マイナビ地方創生と古民家の再生事業に取り組み、一棟貸の宿「大三川邸」として4月にオープンすると発表しました。 最大8人で泊まれるほどの広さがある古民家で、田園風景が楽しめる露天風呂やプロジェクターが設置されたシアタールーム(蔵)などを用意。スタッフは常駐しておらず、チェックイン・チェックアウトがタブレットを通しておこなわれるため、コロナ禍においても安全に利用できます。地元飲食店が作った特

          成田空港から車で20分、古民家を再生した一棟貸の宿が4月にオープン。絶景をながめる露天風呂やシアタールームも