日記「保証のない明日より、今在る今日を生きる」
〈2024年4月2日〉
ばばとじじと、お花見に行った。
初めて自分が運転する車で
お花見に行ったのが7年前。
あの頃はまだ、車椅子なんていらなかった。
階段があったって、平気だった。
あっという間に思える日々でも
人間の限りある一生は、確実に終わりに近付く。
二人の背中が、その現実を
切実に物語っている。
こっちが二人に
ありがとうと言わなきゃいけないはずなのに
一緒に居るだけ、話しているだけで
ありがとう、ごめんね、と言われてしまう。
私に出来ることは。といつも考える。
少しでも長く同じ空気を吸って
たくさんの思いを受け止めたい。
本当に甘えてばかりだった私
立派に育っているかは微妙だけれど
おかげさまで、私は今こんなに幸せだよと
時間の許す限り伝え続けたい。
もちろん、介護職として、
少しでも楽に生きられるお手伝いも
しっかりしたい。
また一つ、大切な思い出が増えた。
保証される明日なんて、どこにもないから。
今日を全力で、生きるのみ。
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