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歪んだ母親の土台

母親は、どうしてあんなにも歪んだ人間なのか?
こうしていま冷静に考えると、母親も意図してあのような人間にはなりたくはなかったはずです。

人が歪む大きな原因のひとつは、親との関係性にあるのではないかと思います。
なので、母親も親からの適切な愛情を受けて生活できなかったことが、あんな有り様になってしまった要因のひとつとしてあるのかなと。


色々な本やサイトを見ていても、根本的な人格が形成されるのは3歳までと書いてあるものが多くあります。

人格形成は3歳まで
3歳までに形成される人格は、成長と共に価値観や社会観などが積み重なっていく時に、土台となる部分だからでしょう。

愛情をたくさん受けて育った子供は、自分という存在を肯定してもらえる感覚を"潜在的に"体感します。
それも毎日、空気を吸うように。

そしてこの体験はゆるがぬ自己として心に広がり、3年という年月をかけて立派な土台ができあがるのです。

自己肯定感がある人は、自分が自己肯定感が高い!なんて思うことはないでしょう。
その気持ちは潜在的に刻まれるもので、意識するものではないからです。

残念なことに、歪んだ家族の中で育った子供には、そんな立派な土台は存在しません。
親に自分の存在をまるごと受け入れられた経験がないので、とにかく、とにかく不安定なんです!

不安定な親のもとで育ったことは、土台がしっかりしていない土地に家を建てることと似ています。
ドロドロでぐちゃぐちゃの土台に家を建てようとしても、まともな家が建つわけありませんよね。
それでも子は、そのぐちゃぐちゃの土台に頑張って家を建てようとするしかないのです!

震度∞

生きていくしかないから、自分なりに頑張って掘っ立て小屋を建てる!
でも、不安定な建物に「素敵な家だね」なんて言ってくれる人はほとんどいません。

豊かな土台をもとに、他のみんながどんどん大きな家を建てている隣で、どう頑張っても立派な家を建てられずにいる辛さや寂しさは、親に土台作りを手伝ってもらえなかった人にしか分かりません

今までは、ぐちゃぐちゃでも家を建てるしかなかったけれど、今なら土台を固めてから家を建てようという知恵があります。

まずはドロドロの土を取り除くことから!(笑)

無理をして家を建てようとしている人がいるなら、私はその隣に、小さくても立派な土台作りのお手伝いをしたい想いです。

誰かと家を建てるって、いいことですよね、きっと!!


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