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短歌集『現代鳥獣戯画』-自分の歌集で追憶-

私の第一歌集です。

前書き

今まで色々な歌集を紹介してきたが、
自分の歌集の紹介は避けてきた。

自分の歌集の紹介は、自分の過去と向き合うことになるので、なんだか照れる。

自分の歌集だからといって、
甘い文章になるのも心配だった。

そんな感じでグダグダと先延ばしにしていたが、
「グダグダしている暇があったら、行動した方が早くないか」
と思い、今に至る。


自選五首

解凍をしたトンカツを食べながら思う凍土の中のマンモス

14ページ

冷凍のお弁当用のトンカツを食べながらこんな事を考えていた。
懐かしい。

マンボウに白目があって目が合った水族館は屋上だった

20ページ

昔の池袋サンシャイン水族館の光景。

夢を売る甘いジュースの自販機もコーヒーだけはしっかり苦い

25ページ

今ではその苦みも嗜好品として楽しんでいる。

世界樹の植木職人になったら木と雑談が出来るそうです

37ページ

世界樹ラグナロクと職人技への憧れの一首。
ゲームや神話や現実味がないまぜになった、趣味全開の短歌。

クレーンは鶴の意味だが飛ばないぜ地上勤務のプライドがある

55ページ

工業地帯のガントリークレーンを見たりすると思い出す。

まとめ

出版を通じて色々な事があった。

他の作者の歌集を「謹呈」で頂けることもあった。
詩歌句界隈には「謹呈文化」があるからだ。

良い事も悪い事もあった。
今は落ち着いたと思う。多分。

出版を通じて、人生や社会を垣間見たとも思う。

リンク

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出版社ホームページ

コールサック社

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