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命を失うのか、命を燃やすのか│書籍「生命科学的思考」

こんばんは。おかゆです。
生命や科学、哲学など、多角的に自己理解を深める学者肌です。物事をパターン認知して言語化するのが得意で、その強みを活かして転職やお仕事のお悩みを整理するコーチングを行っています。

さて今回は、書籍アウトプットとして綴っていきます。

今回読んだのは、遺伝子の解析を事業とする株式会社ジーンクエスト代表・高橋祥子さん著作『生命科学的思考』です。

生命科学的事象をメタファーとして、個人の生き方や企業の経営への応用に踏み込む、多角的かつ原理的な内容でした。とても着想を得ました…


おすすめする人

■ストレングスファインダー

下記の資質を上位に持つ方、もしくは磨きたい方

🟣目標志向:目標に向かって貪欲に努力する
🔵運命思考:目に見えない繋がりを大切にする
🟢末来志向:未来のビジョンを持つ
🟢内省:人生哲学を深める
🟠自己確信:正解を求めるのではなく正解にする
🟠最上志向:もっとよりよく

■MBTI

NJ型さん。ENFJ、ENTJ、INTJ、INFJ
→目標を設定し、俯瞰視しながらゴールに向かって情熱を燃やす人。

HSPと記憶力

本書を読む中でたくさんの着想を得たのですが、今回は絞って2つだけご紹介します。

一つ目は、記憶力について。HSP気質に共通する部分と感じたため、HSPさんの参考になりましたら本望です。

人は、学びを記憶するかどうかは脳の海馬が機能を司っており、単なる中立的な情報よりも、感情を伴う情報の方がより長期的に記憶として定着しやすくなると考えられています。

これを知り、私はビビビっと来ました。

これって、心が動くほど、記憶に定着しやすいってことなのではないだろうか。

私は楽しいことには深く浸り、辛い経験からはなかなか抜け出せないことがあります。そして、わりと記憶力が良い方らしく、楽しい・辛い・印象的な記憶はよく覚えています。

HSSで刺激追求し、刺激に触れるたびにHSP気質で心が揺れ動く。プラスにもマイナスにも。深く感情に紐づくことで長期的な記憶を積み重ねている…こういうことなのではないだろうか。

たまに自分でもビックリするようなことを覚えていることがあります。そんなあるあるがありましたら、ぜひコメントほしいです。

命を失うのか、命を燃やすのか

二つ目は、『命を失うのか、命を燃やすのか』。
本書では「一度きりの人生をどう生きるか」について触れていました。

生物は生まれながらにして死に向かっていきます。

100歳まで生きるとしても、短命であっても。
ただ年を重ねて命を消費するのみの生き方をするのか?
それとも、命の喪失と引き換えに、未来の自分、家族、周囲、社会、未来の人達に対してエネルギーを与えるような何かを生み出すのか?

あなたは、命を燃やしていますか?
燃やしているとしたら、誰のために燃やしていますか。
燃やせていないとしたら、これからどうしたいですか。

前者が「命を失う」後者が「命を燃やす」です。

また、本書には下記のような記載もありました。

大人になればなるほど、意識的に何かに向かって思考し主体的に行動をしないと、ただ命を命を失っているだけの時間が増えていく傾向があります。

p.141

これは個人的見解ですが、何かしたいけど何もできていない…という方は、興味のあることを始めてみる。もしくは、情熱がある人とお話をしてみて気づきを得るといいかもしれません。

やりたいことはあるんだけどできていない…という方は、やらなかった場合の未来と実現できた場合の未来を想像し、その差分を実感してみてください。やらない後悔は湧いてきませんか?未来を想像して情熱が芽生えてくるのではないでしょうか。

なにか成し遂げたいけれど何をすればいいのかわからなかった

私のお話を少しすると…
高校の時からずっと命を燃やしている気がします。
何かを成し遂げたい。人の役に立ちたい。

意識し始めたのは大学受験のとき。
私は将来、どんな仕事がしたいのか、今どんな分野に興味があるのか。

身近な人の健康を守りたい想いから生命科学の分野に興味を持ったり、食に関わることで人を笑顔にしたいという想いで農芸化学に傾いたりしていました。結果、農芸化学への道を進みました。

就活の時もそうでした。
「科学技術で社会貢献し、未来の世代に活かしたい」
履歴書に記載する志望動機は、いつもこの言葉でした。
企業選びでは、企業理念を必ずチェックして、合う・合わないの判断をしていました。

その他の基準としては
事業内容を通じて如何に社会貢献できるのか。自分の興味関心とマッチするのか。可能性があるのか。自分が関わった商品やサービスが人の助けになるのか、というものがありました。

社会人になってから、転職は4回しました。その間にメンタルダウンし、全く働けない時期もありました。

大学受験の時から社会人の迷走時期までずっと
「なにか成し遂げたいけれど何をすればいいのかわからない」状態で、何故かずっと苦しかったです。

ドン底まで落ちたときに自己理解を深めて、やっと今、やりたいことができています。それが、自己理解のサポートです。

私は、自分が人と違っておかしいと、ずっと孤独を抱えていました。家族にもうまく話せませんでした。HSS型HSP気質ゆえの敏感さ、人よりも多くを気付くけれど通じ合えない、疲れてしまう、言葉への繊細さ、敏感であるのに刺激を求める矛盾した性質 などです。なぜ同じ人間であるのに、こんなにも大多数の人と違うのか。

今でも孤独を感じることはありますが、きっとそういう個性を持って生まれたのは、なにか意味がある。役割があるのだと、受け入れるようになりました。

マイノリティだからこそ、できることがある。

自己理解を深める間に、意見がフラットで受け取りやすい、言語化がうまい、相手視点で考える、と言っていただく機会がありました。これが私の得意なことなのだと、周りの力を借りて気付くことができました。

自分が悩んだからこそその経験を活かして、なにかを成し遂げたいという人に自分の才能に気付き、活かして、命を燃やしてほしい。
それが私のやりたいことです。

再度問いかけます。
あなたは、命を燃やせていますか?

燃やしたいという想いがありつつも燃やせていなかったら、私がお力になれるかもしれません。

命を燃やしたい方へ

私の仕事の目的についても少し触れさせていただきました。このような背景があり、自己理解のサポートをしております。

もし読者様が

・転職の方向性を決める前に自己分析を深めておきたい
・フリーランスとして独立する(した)ので自分に合う仕事スタイルを知っておきたい
・新規事業の方向性に迷っている

ということがございましたら、あなたの得意や未来の可能性を見つけるお手伝いができますので、どうぞお声かけください。

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この本の良さよりも私の経験ベースの話になってしまったのですが、本書は物事を多角的にみるコツがぎゅっと詰まった内容になっています。
理系出身の方、哲学的な話がお好きな方、生き方に迷っている方、今後の方向性を考えている方など、学ぶのが好きな方に読んでいただきたいです。


それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
またお会いしましょう🐧💨

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