君たちは強い
君たちを必ず優勝させてあげる
だから挨拶ができるようになりなさい
道具をきれいに並べなさい
強いチームのように振る舞いなさい
そう言い続けてきた
自分の指導はそんなもん
チームの主軸が10月からプロユースに選抜され抜けた
その子がいても勝てなかったけど
クラブ史上最高小粒なチーム
強いチームのピッチャーなんか打てない
もうこれしかない
君たちは強い
だって挨拶ができるようになったから
道具をきれいに並べることができるようになったから
だから君たちは強い
卒団まで残り3大会
全てベスト4に残った
年明けに選抜チームの子が帰ってきた
その内の最初の大会は今まで一度も勝ったことがない市内で一番強いチーム
4年生最後の試合で1-17で敗れた相手
11月の6年生最後の市内大会ではコールド負け
そんな相手に1-0で迎えた最終回に同点に追いつかれサドンデスで敗退
子供達は泣いていた
君たちは強い
こんないい試合ができたんだから
負けは監督の責任
自信を持て
君たちは強いんだから
次の大会で俺を胴上げしてくれ
次の大会は決勝まで進んだ
決勝まで進むこと自体初めてのチーム
決勝まで進めたことが奇跡なチーム
だから何とか勝たせてあげたかった
序盤に5点を取り最終回
エースが意識しているのが顔付でわかった
連打され2点を取られる
コーチからマウンドに行って声をかけた方がと促されるが...
ここまできたら子供達に任せます
ふたつアウトを取る
ランナー2 3塁
そこでマウンドへ
優勝したらどんなポーズしようか?
それだけ伝えた
キャプテンが1本指を立てようって
みなの緊張がほぐれたようだ
そして...
※動画削除しました
優勝してしまった
そして
※動画削除しました
胴上げしてもらった
この子たちが優勝するなんて思ってなかった
この子たちに優勝をプレゼントしてもらえるなんて思ってなかった
君たちはやっぱり強かった
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今週末に最後の大会があります。
子供達との最後の週末となります。
自身も20年近く続けてきた少年野球を子供達と一緒に卒業します。
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