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クリスマスと資本主義とガールズバー

本来であれば、25日、しんみり地域の方々としめ縄づくりとクリスマス会をするつもりだった。が、雪の影響をおそれて早めにきてしまった東京。街は、びっくりするほどに、クリスマスが過ぎる。

昼間から、武蔵境なのに、こんなに人いたっけ?くらいの群衆が駅周辺をうろうろしている。カフェに入ろうにも(いつもならスッと入れるのに)ほぼ満席。ロフトもユニクロも長蛇の列ができている。わお、こんなんならゆっくり過ごせるところにいかなくちゃ、と週末は総武線止まりの西荻窪へ。気になってた松屋の寿司形態「すし松」で食事をすませ、本屋をめぐりつつ、散策した。

暗くなってきたころ、東小金井へ向かう。会員になってるジム&スパへ。さすがに今日のこの時間くらいは静かだろう、と予想してたけど、トレーニングしてる人が多過ぎて気持ちが折れ、湯だけ浸かってそそくさ武蔵境へ。さっき入れなかったカフェも、閉店1時半前ならさすがに入れた(し、今度はもぬけの殻でガラガラ過ぎた)。

熱々の黒糖のミルク珈琲を飲みながら、ふと考えた。

街はクリスマス一色である。コンビニやスーパーの店員はサンタやトナカイの仮装をし、ジムのトレーナーも赤白の帽子を被りプログラム終わりにはちょっとしたプレンゼントらしきもの参加者に渡していた。

これって、今日がクリスマスイブだから、なんだよな。ただ、そういう日にたまたま仕事をしちゃってるから、そうなってるだけの人もいるんじゃないか。

「クリスマスだし季節感は出さないといけないよな」「何もしないとさすがに怒られるかもしれない」「ちょい盛り上げたほうがもの売れるからなぁ」

イベント日に働いてるから(そのうえ被雇用者だから余計に)、ほんとはクリスマスなんてどうでもいいんだけど、まあやるしかないよね。そういうマインドの人って死ぬほどいると思うんだよなぁ。

で、最悪のパターンは、クリスマスだし「よかれと思って」やったことが、意外とお客さんもどうでもよくて、「イベントとしてやってくれてるんだから、つまんないフリしちゃいけないよね…」という気持ちではしゃいでくれてる場合。やる側も、もらう側も、べつに気乗りしてるわけじゃないんだけど、クリスマスという空気感と商業性により、一つの物事を共有して、表面的に楽しんでいるという構造。だれも得しないし、精神的に削られるやつ。

だれも踊りたくないのに(それを良しとする人がいるのであればという本音を包み隠しての気遣いから)踊らされてしまっている。日本人さまさまだ。だし、これって資本主義(の魔力)だよなぁ、とつくづく思う。

そうそう、全国のガールズバーでは、ほぼ衣装がサンタンじゃないかとふと思った。そのイベント感ってほんとに必要?笑 

まあ、、何はともあれ、必要以上に際立たせられた”過ぎる”クリスマスを楽しもうじゃないですか。もつ煮食べに出かけるぜ。

”Very” Christmas!!


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