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つくることは整理すること

昨日の流れに便乗して「つくること」について書き留めておこうと思う。とりあえず今日の結論から述べてみる。

つくることは「整理すること」なんじゃないだろうか。

書き始める前の作業のほうが大事

記事づくりでいえば、「この記事のなかで伝えたいこと/伝えなくちゃいけないことは何か?」という軸をもとに仕上げていくと思うんだけど、とりあえずいったん取材などで仕入れた情報を並べてみる。

それから、話の内容をいくつかのカテゴリーで整理してみて(小見出しごとのパラグラフになりやすい)、記事の文量などの制限に合わせて情報を削ったり、各パラグラフをつなぐ文脈を整えたりして、一本の記事として仕上げていく。

大事な作業は、この情報の並び替えなわけで、ここらへんがうまく整理できていると”文章の設計図”はわりとすぐに描ける。書く仕事は、意外なほどに書く巧さ以上に、書き始める前の考える(整理する)作業が欠かせない。

飲食業でいう「”仕込み”こそ怠けられない」みたいなかんじ。

ちなみに、書く仕事に求められるものを”整理力”以外に強いて挙げると、言葉を整えるための(語彙力を前提にした)翻訳力なんじゃないだろうか。

そういえば、一度デザイナーに話を聞いたときに、デザインが仕上がるまでの工程もわりと似ていて、「最終的なアウトプットが文章かグラフィックなのかくらいの違いなんだなぁ」と思ったくらいだ。『佐藤可士和の超整理術』とか読むとそのことがわかりやすいかも。

書くことは整理すること

たまに初心者向けのライティングワークショップ的なものをやらせてもらうんだけど、そのときも「書くこと=整理すること」というテキストを打ち込んだスライドをよく使っている。

まぁ、なんだかんだ”情報(素材)ありき”で記事でつくれるわけなので、「つくろう!つくったるわ!」と気張ってばかりいてもしょうがない。何も生まれてこない。

すでに自分の中にある、あるいは持っている情報だとか、まずは足元を見つめてみるほうが案外ネタには困らないもんだ(もちろん、新しい情報集めることも大事だけどね)。

つくりたいならまずはすでにあるものを整理してみる。ってことで、最近は眠っていた昔のメモ帳を取りだして、スプレッドシートに打ち込む作業をやっている。......自分の字なのに汚くて読めないの多し。

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