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ていねいな暮らしに憧れる、ずぼらのおうちカフェ。

ショーケースはいつも、宝石箱の煌めきを放っているのね。

抑えきれない胸の鼓動が、きっとお店の人にも聞こえているかもしれない。

頭の中では、これらをテイクアウトして
キラキラな状態で食したい、って想像して
目をハートマークにしている。


スイーツを買うときには、かわいいお皿と
かわいいグラスを出して並べて
ひとりしき愛でてから、今度は舌で味わって楽しむんだ。

そう、強い決意というか、おいしくかわいく食べて欲しい一心で生まれてきたスイーツの人生を背負う覚悟を持って買うんです。

頭の左上あたりには、ほわんほわんした吹き出しが出て💭
このこたちの魅せ方を想像します。

生クリームを絞った上にさくらんぼをちょこんと添えてみる。

ほんの少しの手間で、韓国風おしゃれなカフェみたいだなぁ…ふがふが!🐽

想像の中のわたしはいつも鼻息が荒いんです。


ですが。

何を隠そう、わたしはずぼら。
もう隠しきれてもいない、半裸族のずぼらにはなかなかハードルが高い。

このこはもともと、ポテンシャルが高いからかわいいお皿じゃなくてもおいしいんだよ。
なんて。

袋や箱からちょいちょいつまんでいるうちにあっという間になくなります。

しかも、まぁなんとつまみやすいこと。
形といい大きさといい。

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ねっ。
これはつまみやすいでしょう?

ぱくっと食べられちゃうから、描いていた世界にたどり着けない。

これが置いてある場所を通る度に
蓋をあけてパク。

2往復で終わりました。

お皿、出番なし!


またある時は、かわいさを追求しているうちに賞味期限を超えることもしばしば。

おいしいものはおいしいうちに食べろ、というのがご先祖さまの教えです。

作ってくれた人に対してのリスペクトも忘れてはいけませんの。

リベンジを果たすべく、今度は違うお店でお迎えしたカヌレ。

今度こそ…ぐぬぬ。

と思っていましたが、8個も入っていた袋からはいつの間にか5個消えました。

ちょっと目を離した先に…油断禁物だわ自分。


残りは何個でしょう。

算数の問題じゃないんだから😆

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ギリギリ残った3個を、お皿にのせて
コーヒー牛乳が入っていた瓶にブラックコーヒーを注ぐ。

口が小さくて、入り口で止まっている氷がなんとも言えないアクセントに…はなっていないけど

今日も、ストローが緑なのが功を奏している。
確か200本入りで110円だったはず。
1本あたり0.55円。
それでこんなにも心が明るくなるなんて。

プラごみが…とか言われたらごめんなさいだけど。

わたしこれがしたかったの!

特別におめかしさせてあげたかった。

って、そんなに大したことも出来てないけど。
ただ、お皿にのせただけ。

牛乳の坊やのお顔がかわいいなと思っていたら、かまぼこちゃんとそっくりだったことに気付く!

さて、肝心のお味は。


買ったその日に食べ方が外側カリッと感があったな…

連れて帰ったらすぐに、お皿に乗せてあげて
カヌレのアイデンティティを大切にしてあげるのがおすすめ。

うん、やっぱりお皿で食べるとおいしいね。


わたしは以前からカフェが好きで、ひとりで降りたこともない駅のカフェや喫茶店を開拓するのがすきでした。

コロナ禍でなかなか新規開拓が難しくなった今、いかにお家で楽しくカフェタイムをするかということに挑戦中。

がんばれ、ずぼら。

自分に負けるな、ずぼら。

少し先には、心がこんなにも豊かになることが待っているんだからね🥰


🧁 🧁 🧁 🧁 🧁 🧁 🧁 🧁


soraさんのカヌレのお話を読んでから
ずーっと頭の中がカヌレでした。

やっとお皿の上に出れたよ…とカヌレも喜んでいたかもしれません。

ダニエルのカヌレも、いつかまた大阪に行けた時の楽しみに大切にとっておきたいです。

2年ぶり、第二次カヌレブームの到来かもしれません。

おいしいを楽しめるきっかけをありがとうございます😊

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