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CL準決勝バルサ対リバプールで、日本人がメッシ対サラーに注目したい理由

 来週行われるバルセロナ対リバプール(チャンピオンズリーグ準決勝)。見どころはいろいろあるが、この試合の結果は、リオネル・メッシとモハメド・サラーの活躍度にそのまま反映するように思う。

 サッカーは11人対11人の戦い。個人の争いを強調することは本質から外れる恐れがあるが、この試合の場合、彼らの活躍なしに、それぞれのチームが勝利する姿を想像することは難しいので、あえてそう言わせてもらう。

 ともに布陣は4-3-3だ。バルサが4-4-2で戦う可能性なきにしもあらずだが、左右のバランスという点に問題を抱えているのはバルサの方だ。右サイドの攻撃があまり強くない。攻撃が浅いというか、その高い位置に侵入しにくいサッカーになっている。

 右サイドバック(SB)が攻め上がらない限り、バルサはそこを突けない仕組みなのだ。布陣が4-3-3なら本来、そこを突くべきはメッシになる。リバプールはサラーになるが、メッシのポジションはサラーに比べ内寄りだ。右のライン際でボールを受けた場合でも、ドリブルで縦方向に進む傾向があるサラーに対し、メッシは内に切れ込もうとする。左足シュートを意識した態勢に入る。

 利き足はお互い左。布陣図上の基本ポジションも同じだ。そしてドリブラーである。相手ディフェンダーが狙いを定めやすいのはメッシだ。

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