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「和食展」を佐賀中心に編集してみた。【おむすびからの学び教育。#8】 

行ってきました。「和食展」
和食の概念をおおまかに把握でき、おむすびブランドを作っていく上で、めっちゃアタマの整理ができた。
これから、日本全国巡回するようなので、是非!

noteでも和食展に行かれた投稿があるので、誰もやらないだろう、完全佐賀贔屓で和食展を紹介していきます。


豊かな水資源がSAGA食文化をつくる

お出迎えしてくれたのは「水」
僕が、日本の最大の価値だと考えてる「水」から始まる和食展に、共感しかない!
さすが、国立科学博物館。

水質と食文化とは、密接に関係している

「水質と食文化とは、密接に関係している」
まさに。
だからこそ、その土地の水で育った食材を、その土地の土でつくられた器で食べることが、究極の食べ方であり、だからこそ、旅をするのだ。
日本全国豊かな水をもつ日本。
水質はどこも「軟水」だと思っていたけど、熊本と沖縄、関東南部は硬水だと知り、ちょっとした驚き。佐賀は30-45の平均硬度で、軟水度が強めです。

佐賀は軟水

軟水な佐賀には、名水百選にも2か所選ばれています。
「竜門の清水」「清水川」。
二つの水は共に、地元の人たちが水質保全をはじめとした自然保護活動をされているようで、そういう地道な協力が、日本の水を守っているんですね。
 水資源が豊かな佐賀は、日本酒文化の歴史があり、その中でも、天山の伏流水を引き込んで酒づくりをしている天山酒造の日本酒は、是非一度飲んで頂きたい酒です。

10kg級も?!女山大根

次のコーナーは「野菜」。
スーパーに行くと一番最初に出迎えてくれる馴染の野菜ですが、そんな野菜もキリトリ方で面白くなる。地ダイコンの展示。日本は世界の中で最もダイコンの品種が多いらしい。知らんかった。
ダイコン大国日本!

ダイコンのファッションショー

佐賀の多久市から、「女山大根」という地ダイコンが展示されてます。

『多久市の女山周辺で江戸時代から栽培されている在来種で、一時消滅しかけ「幻の大根」と呼ばれた。「牛に4本を背負わせて殿様に献上した」との逸話も残る。』

愛され女子になれる料理教室『花笑みごはん』

女山大根は、大きいものは10kgにもなるのがあるらしい。佐賀に住んでいた時には出会わなかった。。今度行った時に食べてみよう。

我らが有明海苔!

世界中の海に海藻は分布してるらしいが、食用とする国は少なく、日本ほど多くの種類の海藻を食べている国は他に例がないらしい。これも驚き。
確かに海外にいくと、海藻の食事に出会わないかも。

有明海苔

海苔と言えば、有明海苔。the海苔。
もちろん展示されてました有明海苔。
この商品のデザイン、しゃれてるなあ。

縄文人の時代から食通SAGA

食の歴史フェーズ。
まずは、世界に誇る「縄文文化」からの日本人の食。昨年、三内丸山遺跡行って学んでますが、縄文人、一年を通していろんな食材を食べているんですよね。今よりよっぽど健康的!

縄文人が、季節で何を食していたかを表した縄文カレンダー

縄文カレンダーの例には、佐賀の「東名遺跡」
トウメイイセキじゃなく、ヒガシミョウイセキ。
東名人は、
スズキやスッポン、牡蠣、海藻などの海のもの。
イノシシ、シカや、山菜、クヌギなどの山のもの。
を一年中、季節の旬なものを食べてます。
東名遺跡からは、日本最古の竪櫛が発掘されているらしく、食も豊かであり、美の感性にも優れた縄文文化だったんでしょうねぇ。

福岡にひっぱられてる文化がばれた?

クックパッドとの共同企画。
「都道府県別 食べたい・作りたい人気検索ワードTOP5」
こんなカードが、47都道府県分ありました。
佐賀の結果は。こちら。

クックパッドでレシピ検索された単語について、各都道府県に特徴的な 料理名・食材名を抽出した佐賀の結果。

1位は「肉うどん」!福岡、佐賀に展開する「牧のうどん」の影響?!
2位は、シシリアンライス。シシリアンライスを知らない人はこちら。実は僕食べたことないw。佐賀のソウルフード。

3位はジャポネソース。これも知らんかったが、福岡発祥のソースらしい。
意外と色々知らんもんだと気付かされたランキング。福岡文化圏にある佐賀の検索結果な感じが愛おしい。

〆は雑煮で。

東と西では、出汁の違いはあるのかなあと思っていたけど、□、◯、煮る、焼くの雑煮文化圏があるとは。
佐賀は、◯の煮る派。
九州は◯派が多いですが、煮ると焼くは、ほぼ拮抗。九州「煮るvs焼く」抗争。
なんで、こんな分布になってるんだろう?
鹿児島は、薩摩藩と大隅藩とで、□◯の違いなんだろうなとは思うけど、調べがいがありそう。(調べないけどw)

雑煮文化圏マップ

あー、楽しかった。和食展。
「水質と食文化とは、密接に関係している」by和食展
そう。佐賀の水で育まれた米と海苔と塩でつくるおむすびは、食文化の体験でもあります。
地域の食材をむすび、おむすびになる。
そういう世界を目指すことが、和食の精神性にもつながることを学べた「和食展」でした。

日本で最も歴史あるお米と、有明海苔と玄界灘の塩を組み合わせて、自分たちだけのおむすびを世界のみんなと、つくろー!
只今、世界で遊べるおむすび DIY キットを発売する準備してます! さらに、渋谷・恵比寿のエクスペリエンス・バーもつくっちゃいます。 会えるのを楽しみにしてまーす😊


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