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僕が考える古着の魅力について。 その②

 こんにちは。こうです。
 前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。
 もう少しコンスタントに更新できるようにしていきたいです。

 今回は、前回に引き続き、僕が考える「古着の魅力」その②について書いていきます。

前回の記事はこちからから。↓


古着(ヴィンテージ古着)の魅力 その②

 自分だけの特別な1着が見つかる。

 古着は、所有し、着用することで様々な角度から魅力を深堀りすることができます。
 そうしていくことで自分だけの特別な1着を見つけることができます。

①所有すること
②着用すること

 それぞれに分けて、説明します。

①所有すること

 前回の記事で、映画や音楽など「コンテンツ作品」に触れることで洋服のカルチャーを知り、楽しみを広げることができる、と書きました。
 これは同時に、所有する洋服への愛着が増すことにもつながります。
 なぜなら、洋服に対し、作品の全体像から独自の好きなポイントを見つけることができるからです。

 僕の例を書きます。

 僕にとっての「特別な1着」の1つに、オンブレチェックのシャツ(タイトル画像の、陰影のようなチェック柄のシャツ)があります。
 そのルーツの1つに、前回書いたカートコバーンの存在があります。

 グランジ・ムーブメントのパイオニアといわれているカート・コバーン。            
 ボロボロのジーンズやネルシャツなどの古着を愛用していました。
 その中でこの「オンブレチェック」のシャツを着用している写真が多く残されています。

オンブレチェックのシャツを着て演奏するカートコバーン

 カートのもつアンダーグラウンドな雰囲気と、陰影のあるチェック柄が絶妙にマッチし、「退廃的な美しさ」を演出しています。
 
 僕自身、芸術や表現物に対し「秘めた陰鬱さ」や「どこか影のあるもの」に魅力を感じます。
 そのため、カートをきっかけにオンブレチェックのもつ雰囲気に惹かれていきました。

 僕にとって、古着のオンブレチェックシャツが好きなポイントの1です。

 作品と洋服の関係性から独自の好きなポイントを見つけることで、所有する洋服への愛着をより深めることができます。

②着用すること

 ①の洋服を着用し、他の洋服と組み合わせることで、より自分ならではの特別な1着を見つけられることにつながります。
 なぜなら、①の「独自のポイント」と関連する背景の洋服を選び、組み合わせることで自分なりの「スタイリングの軸」ができるからです。
 洋服をコーディネートする上でも楽しさと魅力を実感することができます。

 オンブレチェックシャツのコーディネートを例に説明します。

1960年代のオンブレチェックのレーヨンシャツに
THRASHER(アメリカのスケボー雑誌)のTシャツと
Dickies874(アメリカ西海岸のスケーターが愛用)
を組み合わせたコーディネート。

 オンブレチェックシャツは、カルチャーとして「1950年代以降にアメリカ西海岸の不良達に愛された」という特徴があります。
 時代が進むにつれて、そのカルチャーは70、80年代の西海岸のサーファーやスケーターにも継承されていきました。

 これらの背景は僕の中で、

・「陰影のあるアンダーグラウンドな雰囲気」
・「不良をベースとした西海岸のストリートカル
 チャー」
=「退廃的な美しさ」 

としてリンクします。
(不良、ならずもの=退廃的やアンダーグラウンドなイメージと重なるため)

 「退廃的な美しさ」をもつオンブレチェックシャツをベースに、リンクする背景(不良、グランジ、西海岸など)をもった洋服を組み合わせる。
 そんなスタイリングが大好きで、この例もその1つです。

 異なる洋服同士でも、背景情報を知り、重なり合う好きなポイントを見つけることで、自分なりの軸をもったスタイリングをすることができます。

まとめ


 洋服に対し音楽や映画などの作品を通して、独
  自の好きなポイントを見つける(もちろん別の切
  り口からでも、シンプルに服自体を深堀りして
  もOK)。

 ①の洋服と重なり合う背景をもった洋服を組み
  合わせて、自分なりのスタイリングに落とし込
  む。

=自分なりの愛着があり、かつ納得感をもってコー
 ディネートに取り入れられる洋服は、「自分だけ
 の特別な1着」となる。


 こうした楽しみ方ができるのも、古着の魅力の1つかと思います。

 今回は以上となります。

 ぜひみなさんの「特別な1着」をコメントで教えてください。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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