言葉でアイデアをつくる。問題解決スキルがアップする思考と技術
AIが発達する中で私たちが求められることは解答ではない。
子供に「どうして?」「なんで?」と質問されれば一つか二つ答えれば解決には導く。しかし子供側の疑問というものはヒトが最も必要と感じているものに行きつく方法の一つなのではないだろうか?
応用としては
坂道が登りづらい。どうして登りづらいのか。どうしたら登れるようになるのか。その答えはすぐに出てくるかもしれない。
でもこの疑問が無ければ階段、エレベーターの誕生は無かったのではないだろうか?
世の中のありとあらゆるものがこの「問い」の力で現代社会を作り続けている。
それは一部の天才がパッとひらめいたものではない。「アイデアや創造力は習得可能な『技術』である」ということを著者が語っているのにもうなずけるかもしれない。
そんなコツを教わったとしてもすぐに実行ができないのがヒトである。
変化を恐れて行動できる自分になるまでにもそれなりに時間がかかるのだ。アイデアといっても例がなければ行動ができない。
そんな腰を上げてくれるのが、アイデアを具体的に分析・構築するためのツールである「アイデア文解構築シート」でその日に行動ができる。
実際に「子供が納豆をキレイに食べられる方法はないかな?」という問いで考えてみた。
❶タイトル「納豆を1人でキレイに食べてほしい」
❷ターゲット「2~3才くらいの親」課題「子供をずっとみていられないシーンが増えてくる」
❸どんなA→A´をつくるのか
「納豆を1人で食べられるようにする」→「そもそもの容器が子供にとっても大人にとっても持ちづらい物としている」
❹どんなインサイトに基づいたアイデアか
「子供は何事も自分でやりたくなっている。そこに親が介入することは子供にとってもよくないことかもしれない。そのためにも子供が1人でも不快にならないものがないかを考える必要があるのではないか?
❺アイデアの概要(結果)
「持ち手つきの容器があったら1人でも食べられるのではないか?さらにこのアイデアを形にするための方法が必要だと感じ、大手(ダイソーなど)に連絡をしてみることにする」
実際に言葉にするだけでアイデアとアイデアが組み合わさるのだと感じた。
平凡なヒトでもできるようになるので是非試してもらいたい。
今回紹介する書籍はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?