人生には複雑なことがたくさんある。
仕事、人間関係、家庭、健康、経済状況など、多くの要素が絡み合い、
互いに影響しくさっている。

最近は簡単で明快な解決策を求める傾向がある。
書店にいけばそんな本で溢れて床が沈んでいる。
読んで解決しましたか？
単純になりましたか？
そんな簡単ではないから複雑なのだ。

複雑な問題に対して、簡単な解決策を探すことは、簡単なことではない。
むしろ、問題を理解するためには複雑さに向き合う必要がある。

人生には解決できない問題や、解決策を講じない問題がある。
これをまず大前提として頭に叩き入れる。
複雑なものは複雑なままで。
絡まったケーブルは下手に触るともっとchaos化する。
複雑なものは複雑なまま一旦置いておく。

時間の経過というは恐ろしいもんで、複雑に絡み合っていたものが放っておくだけでほどけることがある。
感情は基本一過性で放っておくことが一番効果がある。

しかし、それでも完全に解決できない問題があるかもしれない。
その場合には、自分ができることをやり遂げ、あとは問題を受け入れることが重要である。

この世に複雑なまま埋葬すべきものもある。
解決しないことが一番の解決策だったということもある。
その問題とともに生きる。

複雑なものは複雑なままであることを受け入れる。
人生を豊かに生きるために必要なことだなと感じた話でした。